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2013年9月2日

<制作部よもやまブログ#51>夏のおわり からの…

タイトル:夏のおわり

制作部の中野です。
まだまだ暑いですが、いつのまにやら9月になりました。びっくりです。
前回よもやまブログを担当したのは演劇祭のチケット販売開始前でしたが、
SPACはもうすっかり秋のシーズンに向かっております。

昨日は秋のシーズンのチケット発売日。
いつもは10時に電話回線を開けると同時にすべての電話が埋まってしまうところ
今回は最初に数秒ほど電話が鳴らない時間があり、ヒヤリとしましたが
嵐の前の静けさとはあのひとときのこと…。
電話がなかなかつながらなかった!と仰っていたお客さまもいらっしゃいました。
お待たせしてしまい申し訳ありませんでした!

さて今日は、この秋に私が担当している作品から、
『愛のおわり』を少しご紹介したいと思います。

ai no owari

『愛のおわり』は、2010年の『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』でもSPACに登場した
パスカル・ランベールさんの作品。
40人ほどの市民の皆さんを舞台に迎えた『世界は踊る』に対して、
『愛のおわり』の出演者はほぼ男性1人、女性1人。(中盤に静岡児童合唱団の皆さんが登場します。)
出演の兵藤公美さんは今回が初めてのSPAC登場。
太田宏さんは…「ふじのくに⇄せかい演劇際2011」で上演された、
『ヒロシマ・モナムール』での濃密な演技を思い出す方も多いはずです。

アヴィニヨン演劇祭(フランス)での初演時には観客が総立ちになったという『愛のおわり』ですが、
今回はその<日本版>初演。
仏語からの翻訳は、6月の『ポリシネルでござる!』で
通訳さんとして、もはや”出演者”にもなってらした平野暁人さん。
パスカルさんと出演者のおふたりも、翻訳された台詞を稽古場でひとつひとつ吟味し
さらには、この公演の総合プロデューサーを務める平田オリザさん(劇団青年団主宰)が
日本語監修として携わってらっしゃって…と、
選び抜かれた言葉で「別離の痛みと究極の愛」が描かれるのです。

ふたりの激しい言葉の中に、どんな”愛”がみえてくるのか――。
これは、どうぞ劇場で。

今回は神奈川、大阪公演も予定されていますが、静岡がツアーの最初。
『愛のおわり』日本版初演の幕がSPACで上がるまで、実はもう一ヶ月を切っています!
楽しみです!! 楽しみになさっていてください!!!
ご来場お待ちしております!!