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2013年10月15日

<制作部よもやまブログ#57>三島より…

皆さん、こんにちは。
制作部の荒井舞です。
先日、三島駅北口降りてすぐの「大岡信ことば館」に行ってまいりましたので、
少しご紹介いたします。

私は実家が沼津にあり、三島も馴染みのある場所なのですが、
なかなか行く機会がなく、今回初めておじゃましました。
朝日新聞に「折々のうた」を連載されていた、
三島出身の詩人、大岡信さんの詩や資料が斬新なかたちで展示してあります。

開催されていたのは、「見ることはさわること?展」でした。
音と映像のコラボレーションということで、
床に設置したスクリーンに映しだされた、
大岡信さんの詩の文字が浮かび上がる映像の音声(詩の朗読のナレーション)を、
SPAC俳優の奥野晃士と、木内琴子が担当させていただきました。
泉からことばがあふれでてくるような展示でした。

受付でもらったパンフレットと、詩の書かれた栞です。
(活版印刷でしょうか、この栞があじがあってステキなのです!)

展示室にはソファーもありますが、
隅に座布団が置かれていて、
自分の好きなところに座布団を敷いて床に座って見ることもできるのです。
(きっと寝っ転がってもよし。)
連休中ともあって、小さいお子さんがたくさん来ており、
ことばの中で自由に遊んでいるのがとても気持よさそうでした。

最初のほうに、「斬新なかたちで展示」と書きましたが、
今回は、『さわる』という詩が、
三方の壁に突き刺さるように展示されていました。
ん?と思ったかたもいらっしゃるかもしれませんが、
文字は立体になっており、文字の右側が壁にくっついて並んでいるので、
見る人は壁に沿って歩いて、横から詩を読んでいくようになっているのです。

「見ることはさわること展」は14日で終わってしまったのですが、
(紹介しておいてゴメンナサイ!)
11月3日からは「聞くことはさわること?展」が、開催されるとのことです。
何だかわくわくするタイトルです。ぜひ皆さんも体験してみてくださいね。