◆チームに分かれて…
先日、劇中劇「マクベス」のキャスティングが発表されました。マクベスやバンクォーなどの人物を演じるチーム、「魔」を演じるチーム、語りと演奏を担当するチームの3つに分かれて稽古を進めていきます。まだまだ手探りの部分も多いですが、それぞれのチームの稽古風景を少し覗いてみました。
<人物チーム>
このチームではSPAC芸術総監督・宮城聰が用いる「二人一役」の手法に挑戦します。この手法は文楽のように、一人の登場人物を「動き手」と「語り手」に分けて演じるスタイルです。二人の呼吸を合わせるのが難しいですが、それぞれの得意なことを活かすことができます。
<魔チーム>
原作の『マクベス』では3人の魔女が現れますが、今回は10人ほどで演じるようにアレンジされています。役の名前も「魔女」ではなく「魔」。うねうねと怪しい動きをしています…。とっても元気のいいチームで、和気あいあいと楽しい雰囲気で稽古をしています。
<語り&演奏チーム>
ナレーター的ポジションのこのチームは演奏も担当。演奏といってもやや特殊な楽器ばかり。見ただけでは、どうやって音を出すのか分からないものも…。また、楽器だけではなく、声も使いながら、「マクベス」の不穏な空気を演出します。
◆トーク会「俳優ってどんな人?」
昨年も開催したトーク会「俳優ってどんな人?」を7月25日に行いました。これから演劇の勉強をしてみたい人や、舞台関係の仕事に興味がある人に向けて、それぞれのスタッフがどういう選択をして、どういう経緯でいまの仕事をしているのか、お話しました。
演劇大学へ入学してからの競争の日々や、ダンサーとしての海外生活など、まさに十人十色の人生譚…。様々な生き方があるんだということを知るだけでも、参考になる部分があったのではないかなと思います。
「好きという気持ちを大事にしてほしい」「自分にしかできないことを見つめてほしい」などのメッセージも送られましたが、シアタースクールでの経験を通じて、自分や他人のことを見つめるきっかけになればと思っています!
◆アシスタント・スタッフのご紹介
最初のブログで名前だけご紹介しましたが、桜内結う、佐藤ゆず、永井健二が、『アンティゴネ』アヴィニョン公演から無事に帰国し、稽古に合流しています!
これまでもアシスタントの経験があり、シアタースクールを知り尽くした頼もしい3名。途中からの参加であるにもかかわらず、すぐに子どもたちの心を開いていくのはさすがです!
創作・技術部のメンバーもトーク会に参加したので、写真をパチリ。神谷俊貴(舞台監督)、澤田百希乃(音響)、川合玲子(衣裳)、佐藤花梨(照明操作)です。昨年のシアタースクールでも中高生から絶大な人気を誇った神谷が、今年も担当します!
左から、澤田、神谷、佐藤、川合
さて!!明日7月30日(SPACの会会員は本日29日)からはチケット前売り販売が開始されます。
一般1,000円、高校生以下は無料!
中高生が舞台で輝く姿を、ぜひ観に来ていただきたい!!!!
たくさんのご予約お待ちしております!!!!
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SPACシアタースクール2017
『オフェリアと影の一座』
演出・構成:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
2017年8月19日(土)・20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
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