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2020年6月9日

「くものうえdeこども大会」開催レポート

カテゴリー: その他

2020年5月23日(土)24日(日)に開催延期を予定していた「第21回すぱっくこども大会」は、新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえ、残念ながら中止いたしました。

しかし、外にも出ることができず劇場にも来られない、お友達とも集まれない、
おうちの中にいなくてはいけない状況下でも何かできるのではないかと考え、オンラインで「くものうえdeこども大会」を開催いたしました。
 
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出演予定だった子どもたちに「おうちで」「お一人で(兄弟姉妹の場合は2人でも可)」(その後の緊急事態宣言解除にともない、室外での撮影も可としました)パフォーマンスした動画を事前にお送りいただき、
SPACの俳優やスタッフが番組を生配信する形で、その動画を紹介しました。
2日間で11組25名の子どもたちが出演し、外出できない期間にお家でためていたパワーを思う存分に発揮していただきました。

こちらは一般には非公開で開催いたしましたが、このブログではその内容を制作担当の入江がお伝えしていきたいと思います。
 


 
番組は、5月23日(土)24日(日)の14:00からZoomのウェビナーを使って配信しました。


▲今回のために創作・技術部が撮影したオープニングムービー。誰もいないステージを照明と音楽で彩りました。

司会は、俳優のながいさやこさん、創作・技術部舞台班の山﨑馨さんの明るく元気で楽しい2人です。
 
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▲左:山﨑馨さん、右:ながいさやこさん
 
そしてコメンテーターにはSPAC俳優から、丁寧で的確な解説をしてくれた寺内亜矢子さんと
明るく盛り上げてくれた”ちょんまげくん”こと牧山祐大さんが登場しました。
 
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▲右上:牧山祐大さん、左下:寺内亜矢子さん
なごませ担当のSPAC公式キャラクター・すぱっくんも登場

 
芸術局長の成島洋子による挨拶の後、いよいよパフォーマンス動画の紹介へ。
司会による出演者の紹介→動画の紹介→コメンテーターによるコメントという流れで進行してゆきます。

また、一部の出演者の方には生出演してもらいました。「すぱっくこども大会」の特性でもある「俳優と出演者の交流」も忘れません。
 
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▲こども大会常連でヒップホップダンスを見せてくれた大竹輝歩くん(2段目右)と5年間チューターとして見守ってきた俳優の舘野百代さん(3段目)
 
23日(土)は、5組10名のこども達が出演。
演目は、①ピアノで弾き歌いと手話 ②モダンバレエ ③英語の歌とダンス ④英語の歌とダンス ⑤ヒップホップダンス。

24日(日)は、6組15名のこども達が出演。
演目は、①ピアノと朗読 ②英語の歌 ③劇 ④ピアノとヴァイオリン ⑤英語の歌 ⑥クラシックバレエ。
 
送っていただいた動画は、希望に応じてSPAC創作・技術部の手によって編集させていただきました。
2人組、3人組で出演したいという方にはそれぞれ個々で撮影した動画を送っていただいて、
まるで一緒にパフォーマンスをしているように見えるようスタッフが合成しました。

また、背景をバーチャルにしたいという方には、SPACで用意した「グリーンバック」と呼ばれる緑の布を
背景に設置して撮影していただき、スタッフが背景イメージを合成しました。

しばらく外出することができず、お友達や先生、離れて暮らす親戚にも会えない大変な状況でしたが、
それでも出演してくれたこどもたちは、一生懸命パフォーマンスをしてくれました。
そのような姿に見ていた大人たちも心を打たれたのではないでしょうか。
 
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▲2段目右:芸術総監督 宮城聰、3段目:芸術局長 成島洋子
 
静岡芸術劇場のステージに立っていただくことはできませんでしたが、オンラインだからこそ画面越しでも見る人に伝わる表現があることを発見できたり、遠くにいる家族やお友達にも見てもらえるという利点もあったのではないでしょうか。

閉会の言葉で、SPAC芸術総監督の宮城聰は、
「表現をすること、人に見てもらうことの素晴らしさ、その初心を思い出しました。この先つらいことがあっても、全力を出していれば必ずどこかで誰かが応援してくれるということを信じてほしいです。こども大会を見ているとそれが本当に信じられる気がしてきます。

オンラインでも感動したのは、カメラなどの小さい世界ではなく、自覚していないかもしれないですが、そのさきの大きなもの、もしかしたら天とか地球などに向かって表現しているからであり、芸術や表現が生まれる前の大昔の人たちが神様や自然に対して行っていたように今やれているからなんだと思いました。」と述べました。
 
保護者の方からも「残念ながら劇場での開催はできませんでしたが、配信という形でも披露出来る場を作っていただきありがとうございました。」
というようなお言葉をいただき、私たちも非常に励まされました。
 
今回はオンラインの開催となりましたが、次回の「すぱっくこども大会」は静岡芸術劇場で開催できることを心より願っております。
 

▲エンディングムービー

〈クレジット〉
司会:ながいさやこ、山﨑馨
コメンテーター:寺内亜矢子、牧山祐大

Zoom操作:中野真希、杉山悠里
映像編集:小川哲郎、小早川洋也、森部璃音、大朏実莉
照明デザイン:花輪有紀
ロゴデザイン:吉田裕梨

演出部:秡川幸雄
音響:澤田百希乃
衣裳班:駒井友美子、清千草、山本佳奈、牧野紗歩
技術監督:村松厚志
制作:久我晴子、梶谷智、入江恭平

成島洋子(SPAC芸術局長)
宮城聰(SPAC芸術総監督)

主催:SPAC-静岡県舞台芸術センター‪