1月21日、28日の『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』の公演後には舞台監督さんの案内でバックステージツアーが行われました。観に来てくれたみなさんに実際に舞台に上がってもらい、『グリム童話』のひみつを紹介です!
舞台上のスクリーンの裏では、演奏者として出演もしている演出助手さんが、舞台セットの仕組みを説明しています。
舞台袖では衣裳の紹介です。舞台衣裳を間近に見てみると、客席からは気づかないその細かさに驚きます!
今後のバックステージツアーは3月4日(日)・10日(土)・11日(日)の『本物のフィアンセ』公演後に行いますので、なかなか見られない舞台裏をこの機会にのぞいてみてください!
★バックステージツアーの詳細はコチラ★
では今日は『グリム童話~本物のフィアンセ~』の演出助手をつとめる中野真希さんにお話をききました。
Q.演出助手とはどのようなお仕事ですか?
芝居作りが滞りなく進むように、状況に応じて必要とされることをする仕事です。具体的には稽古場での照明の操作や台本の変更点のチェックを行なっています。『本物のフィアンセ』は暗転が多い作品なので、稽古場の時点で照明を当てて稽古をしてきました。また技術スタッフが稽古場にはついていないので、技術スタッフとの連絡係も行なっています。
Q.仕事のやりがいはどんなところですか?
芝居が出来る過程にずっと立ち会えることかな。今回偶々演出助手をしていますが、役者も技術スタッフもなんでもやりたいたちなんです。色々な仕事をすると色々な角度から舞台をみられるのがおもしろいです。
Q.芝居に関わりはじめたきっかけは何ですか?
大学生の時、何かかけるものがほしいと思っていた時、演劇に出会い、勉強もせずに演劇ばかりやっていました。学生時代にとあるおもしろい演劇をみて、自分もやりたいと思ったのが始まりです。小劇場の芝居をみたことがなかったので、こういう人たちが世の中にいるんだと思って衝撃でした。やっぱり好きな事をやらないとと思い、芝居の世界に居続けています。
Q.『グリム童話~本物のフィアンセ~』の魅力はどんなところですか?
作者のオリヴィエ・ピィのものの見方や感覚がとてもおもしろい。彼の世界観がとてもすてきです。そしてそれを宮城さんが演出する訳ですからね。なにやら普通ではない。他で見たことのないような独特な美があります。きっと何か引っかかる人はいるんじゃないでしょうか。こういう世界もあるんだということをみていただけると嬉しいです。
Q.中野さんの夢はなんですか?
芝居を作るという行為がもっと当たり前のものになればと思っています。芝居を観るというだけじゃなく、芝居作りにもっと多くの人が参加してくれればいいですね。そしていずれはもちろん劇団旗揚げです。一緒にどうですか?
★★★
中野さんはこれまでSPACシアタースクールやSPAC県民劇団といった、SPACが行う人材育成事業に携わって来ました。来年度もそれぞれ募集があるので、芝居をやってみたい、という方々はこちらも要チェックです!・・・今日はここまで!