静岡では「ふじのくに野外芸術フェスタ」が大盛り上がりのご様子、新潟で様々な情報を楽しく受けとっております。
6月4日から始まった浜名湖での『天守物語』、野外での天守は、また格別でしょう。
是非お出かけ頂けたらと思います。
5月から奥野は静岡を離れ、新潟stay、街の様子にもだんだんと馴れて参りました。
そして、いよいよNoism10周年記念公演『カルメン』世界初演も迫ってきました。
舞台稽古も絶好調、世界中で『カルメン』と名のつくものは数多く舞台化され、オペラ、演劇、ミュージカル、舞踊等々、あらゆるジャンルで上演されつくしておりますが、
今回金森穣さん演出振り付けの劇的舞踊『カルメン』は、舞踊でも、ミュージカルでも、もちろん演劇でもなく、正に「劇的舞踊」という新しい領域の作品だと思います。
ダンサーの皆様も絶好調!
Noism渾身の舞台、ぜひ多くの皆様にお越しいただけたらと思います。
かく言う私も新潟に来て様々な挑戦をさせて頂いております。
以前、Noismメソッドの事を書きましたが、
最近はダンサーの皆様に混じって、あつかましくも「バーレッスン」にまで、参加させていただいております。
といっても全然ついていけておりませんが、
「トンベ、クッペ、ファイ、バランセ〜、1、2、3…左も同じ…、アチチュード…」云々かんぬん、私としてはチンプンカンプン。でも、さすがはダンサーさん、いきなり全員がやってのける。
とにかくバレエはすべての技?に名前があって、用語にすぐに体が対応して全員がその通りに動けてしまう………。しかも、その動き一つ一つも、いとも簡単に頭のテッペンより上に足があがってしまったり、華麗なる足さばき見せたりと洗練されており、この奇跡のような光景を日々目の当たりにし、やっぱり、身をもってバレエの奥深さとダンサーさんの磨き上げられた肉体の素晴らしさを体感できる幸運に感謝しております。
同時に自分の肉体のサビ具合も実感、油ささねば。
話はさかのぼって、5月11日、新潟で初開催、Blue Cafeさんで『リーディング・カフェin新潟』を開催させていただくことができました。
今回の開催にあたり、Noismの上杉さん遠藤さんはじめ多くの方々のご尽力がありました。
会場のBlue Cafeは、以前Noismダンサーの真下恵さんも
作品を上演したこともあり、
ほかにも音楽イベントなども頻繁にやられている新潟市の知る人ぞ知る発信拠点の一つ。
本に囲まれた広い店内でゆったり時間をすごせる文化的な香りのするお店です。
オーナー青(あおし)さんは気さくにオヤジギャグを連発して下さり、すぐになじみ深い雰囲気になり、和気あいあいと準備にとりかかることが出来ました。
そこへ、私とはSPAC同期入団2000年組、鈴木忠志芸術総監督のもと、まさに苦楽を共にした仲間であり、”常在戦場”の厳しい環境下にもかかわらずゴールイン!リアル・スパカンファン(SPACの子供達)栄えある第一号周哉君をもうけるなど、プライベートにおいてはSPAC歴代トップランナーとなった、山本俊介、博美一家の突然の訪問には驚きました。
山形県に住んでいる彼らには第二子直歩くん2歳も伴って、一家で3時間かけてわざわざ会いに来てくれたのだ。ありがたいことだ。とても幸せそうな様子で安心した。『カルメン』新潟公演も観に来てくれるとのこと。世界初演!いい舞台をみせれるようがんばります!
『リーディング・カフェin新潟』は地元劇団の方々やりゅーとぴあ関係者、Noismサポーターの方々等合せて12名、新聞社の取材が二社、リハを終えて駆けつけてくれたNoism2の菅江一路さんも飛び入り参加してくれて、静岡を凌ぐのではと思える盛り上がりをみせたのでした。
今回リーディング・カフェで読んだ作品は宮城演出『黄金の馬車』の原作で、『カルメン』の作家P・メリメの『サン・サクルマンの四輪馬車』。若くわがままな女優と、それに翻弄されるペルー総督のコミカルなやりとり、長い台詞も結構あったのですが、最初は緊張気味だった参加者の皆様も徐々に乗って来て、それぞれの読みっぷりがとても素晴らしかった。
最初は緊張した感じだったNoismサポーターズunofficialの事務局長のKさんや、Fさんも最終的にはノリノリで参加してくださいました。
Noismサポーターズの会報にもレポートしてくださいました!
新潟の劇団カタコンベ牧田夏姫さん、KURITAカンパニーの荒井和真さんもご参加くださり、その卓越した台詞を惜しげも無く披露してくださいました。
新潟は海産物は美味しいし、米どころなのでご飯も美味しく、お酒が好きな人は日本酒の試飲が出来るぽんしゅ館も駅中にあります。
いよいよ6日新潟でカルメン世界初演!
そのあと神奈川、兵庫とまわります。
是非お出かけ頂けたらと思います。