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2015年5月29日

シアタースクール経験者が職場体験に

5月25日、26日と静岡市立美和中学校の生徒さんが
職場体験にいらしてくださいました。

実は今回きてくれた長谷川さんと平田君は、
二人ともSPACシアタースクールに参加して、
今回もっと劇場での仕事を知りたいと、
職場体験先にSPACを選んでくださいました。

劇場ではどんな公演や企画が行われるのかを
多くの人に伝えるのも、劇場で働くスタッフの仕事のひとつです。

ということで、今回はお二人に、
現在参加者大募集中のシアタースクールがどんな企画なのか、
自らの体験をもとに紹介していただきます。


シアタースクールで演出を担当する俳優、
中野真希(なかのまさき)とも久々の再会!
俳優の仕事についても、いろいろインタビューしました。

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 僕は一昨年のシアタースクールに参加し『青い鳥』という作品を演じました。
 『青い鳥』とは、チルチルとミチルが青い鳥を探しに色々な世界を旅するお話です。僕は小さいときにこのお話を読んでいたのでぜひやってみたいと思い参加しました。
 僕は最初、今までに一回も演劇をやったことがなくて不安でした。しかし、次第に演劇の面白さや楽しさが分かりシアタースクールが楽しくなってきました。
僕が特に印象に残ったことは劇中のダンスです。僕は今までダンスには全く縁がなく、ダンスに触れる機会がありませんでした。しかし稽古をしていくうちにダンスがとっても楽しいものであることが分かりました。全員で音楽に合わせて踊ると一体感が生まれ全員が一つになっていくのがとても印象的だったからです。
 また、鈴木メソッドというトレーニング方法も印象に残りました。片足を挙げたまま声を出したり、スタチューといって像のように固まったりする独特のトレーニングをしました。俳優さんたちはこのようなトレーニングをしていると知って驚きました。
 また、僕は最初腹式呼吸が出来なかったので俳優さんたちのような大きな力強い声が出ませんでした。しかし、稽古を積み重ねていくうちに発声の仕方を教わり大きな声を少しずつ出せるようになってきました。
 本番では二回公演を行いました。一回目の公演はとても緊張しました。また、お客さんの数が多くて驚きました。僕は自分の台詞を言う前に大きく深呼吸をしました。緊張と焦りがあったけれど、練習通りに劇を演じることが出来ました。拍手を貰った時は大きな達成感がありました。二回目が終わった後はロビーに立ってお客さんを送り出しました。
 このシアタースクールでは俳優さんたちの大変さや、演劇の面白さ、楽しさ、達成感等を体感することが出来ました。このシアタースクールで付けた力はとても大きなものなのでぜひみなさんも参加して見て下さい。
 
静岡市立美和中学校二年 平田萌根  


リハーサル室での稽古の様子(2013年)

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私は去年シアタースクールに参加しました。
去年はミヒャエル・エンデの『モモ』というお話でした。
モモという女の子が、いろいろな人達(ベッポ、ジジ等)と接しいく中で
灰色の人達に立ち向かっていくお話です。
私は子供を演じました。セリフは少ないのですが楽しく演じることが出来ました。
最初はウォーミングアップから稽古が始まります。
『どんな子たちがいるんだろう?』と思っていました。
でも、やっていくうちに仲良くなって8月には1つの作品をつくることが出来て
『参加して良かった』と思うようになりました。
最初は不安が多いかもしれないけど稽古に来るうちに仲良くなれると思います。
(私は休憩のときお菓子交換をして仲良くなった人が多いです。)

静岡市立美和中学校二年 長谷川光


野外劇場で『モモ』の本番(2014年)

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「初めて参加するので不安…」という方の声にもこたえ、今年は説明会・体験教室を6月13日&14日に実施します!シアタースクールの参加応募締め切りは6月6日です。
是非多くの方からのご応募お待ちしています。
☆募集情報はこちらからご覧ください。
http://spac.or.jp/news/?p=11151

シアタースクールの詳細はこちらをご覧ください。
http://spac.or.jp/theatreschool