ブログ

2015年8月14日

シアタースクール2015 今までの稽古を振り返ってみる

いよいよ舞台芸術公園での稽古がスタートします。
風や木々、昆虫の大合唱と大自然のエネルギーに支えられて
ラストスパートに入ります。

が、その前にこれまでの稽古を振り返ってみます。

『指広げと歩行』
毎日の稽古は「指広げ」から始まります。円になり対面する相手に指を広げながら相手にエネルギーを送るイメージで相手にしっかり向きあうことが重要です。他にも、この日は音楽に合わせて風のイメージで「歩行」しました。床を「押さない」つま先立ち歩行など毎日違う歩き方、体のコントロールの仕方を日々身につけています。

『作品鑑賞』
SPACのこれまでの作品をみてみよう
初代芸術総監督の鈴木忠志演出の『ディオニュソス』、現在の芸術総監督宮城聰演出の『グスコーブドリの伝記』『マハーバーラタ』を鑑賞しました。今までの稽古やトレーニングの動きが作品になっている部分もあり、とても勉強になったと思います。

『楽器演奏』
手におさまる小さなエッグシェーカーをもってそれぞれに相手の音をじっくり聞きながら、全体の音を聞きながら繊細な雨が降り出す音を表現しました。また3グループに分かれてアンサンブルも。この他に鈴やレインスティックなどいろいろな楽器を使うようになります。

『ダンスレッスン』
ダンスはみなさん大好きですね。いきいきと笑顔です。首、肩、胸、腰のアイソレーションをしながら、懸命にダンスについていきます。飲み込みがとても早いです!この日は、カーテンコール用のダンスの練習をしました。
※アイソレーション:体の部分を分離して動かしてみること。

『衣裳合わせ』
衣裳のフィッティングを行いました。衣裳はベージュでシンプルな形ですがそれぞれに素材が違っています。このほかにも役ごとに衣裳がこれから用意されます。衣裳の担当者が採寸して、身丈に合わせて縫ってくださいます。自分にぴったりな衣裳って嬉しいですね。

『バオバブの樹』 
美術部だという相原彩七さんが舞台で使う「バオバブの樹」の絵を稽古後に残って、そして朝は早く来て描いてくれました。ダイナミックなバオバブの木!色もとっても綺麗です。楽しんで描いてくれました。木の間に立つのは「なまけもの」のはずですがあれ?誰?「はいっ!」演出家の中野真希さんが立っています。

『通し稽古』 
今まで部分的に練習をしていましたが、これまで出来た1場から18場までを続けてやってみる『通し稽古』が行われました。必要な小道具たちも上手、下手の舞台袖に自分たちで用意しました。どのような舞台になるのか見えてきました。

※舞台芸術公園での稽古風景は次のブログをお楽しみにしていてくださいね。

SPACシアタースクール発表会
『星の王子さま』
日時:8月22日(土)、23日(日)各日18時開演
場所:舞台芸術公園 野外劇場 「有度」

詳細は↓
http://spac.or.jp/theatreschool2015.html