みなさま初めまして。制作部新人の佐藤です。
本日のブログは、この4月よりSPACの一員になりました私と計見の2人がお届けします。
内容は初の現場仕事、先日開催された第60回静岡まつりに参加したSPAC「おはなし劇場」についてです。
「おはなし劇場」は子どもと大人が一緒に楽しめる演劇として、楽器や手遊び歌とともに間近で俳優の声と身体をみることができるSPACの継続的な活動の1つであり、今回は「ふじのくに野外芸術フェスタ2016」でゴールデンウィークに上演される『イナバとナバホの白兎』に関連した『いなばのしろうさぎ』を上演しました。
『イナバとナバホの白兎』は静岡芸術劇場で連日稽古を行っていて、本番に向けて変わっていく毎日を眺めております。多くの俳優が出演する作品のパワーがこの駿府城公園でどのように見えるのか、それも楽しみになった1日でした。
静岡まつりでは、駿府城公園内の2つの会場で上演しましたので、1回目の様子を佐藤が、2回目の様子を計見がレポートします。
まずは1回目の大演舞場です。
朝は雨模様で心配でしたが、お昼には太陽の姿も見え、ほころんだ桜のもとSPACシアタークルーのみなさんと上演に備えました。
こちらがまだ慣れない中で、テキパキとやるべきことをこなしていくクルーのみなさんはとても頼もしい先輩です。
本番も引き続きの好天のおかげで、静岡まつりのメインステージである大演舞場の客席にはいっぱいのお客様がいらっしゃいました。そこでSPACの活動を十分にアピールした後、いよいよ開演です。
出演は片岡佐知子さん(写真左)と鈴木麻里さん(写真右)です。おまつりの雰囲気の中でも、子どもから中高年の方までしっかりとこころをキャッチしていたのではないかと思います。
上演は無事に終わりましたが、もっとお客様に楽しんでいただくために改善策を話し合い、次の会場へ向かいました。
皆さま、はじめまして!制作部新人の計見です。
さて、15:30~の回は坤櫓演舞場という先ほどより小規模なステージでの開催でした。準備前、客席が「少し淋しいなぁ。。。」という感じだったので通称サンドイッチマンへと変身し、クルーさん達といっしょにお声掛けやチラシ配りをしたことが実を結び、客席から溢れるほどにたくさんの方が足を止めてご覧くださいました。
今回は時間が十分にあったので「はじまるよの歌」で少しウォームアップ。「何がはじまるのかな?どんなことがはじまるのかな?」といった様子で子どもたちは興味津津。大人の方々の注目も一気にステージ上へと注がれていきました。1回目の大演舞場より小さなお客様の姿が多く、なかでも不思議そうな表情でなぜかニコリともせずに私たちを見つめながらも一緒になって最後まで手遊び歌をしてくれた女の子がとても印象的でした。
普段の駿府城公園では様々な方がそれぞれの時間を思い思いに過ごすための憩いの場となっていますが、ゴールデンウィークにはSPAC新作『イナバとナバホの白兎』<稽古の様子はこちら>や、地ビールや美味しい珈琲などを楽しめたり、演劇祭の思い出を彩るコミュニティースペース「フェスティバルgarden」、また「まちは劇場プロジェクト」のストレンジシードの会場にもなり、さらに様々な方が出会い交流する場となりますので、是非お楽しみに!
=============
ふじのくに野外芸術フェスタ2016
フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
5/2(月)~5(木・祝)
駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
◆公演の詳細はこちら
=============