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2018年8月28日

『授業』ブログ 〜【レッスン1 】稽古場に先生あらわる 〜

こんにちは。制作部の雪岡です。

8/22(水)より、『授業』の稽古が舞台芸術公園にて始まっています。
今回のブログでは、稽古場の様子をお届け!

『授業』というタイトルの通り、原作では一人の生徒が教授の部屋に
個人授業を受けにやってくるところからスタートします。

教授の授業の内、言語学のシーンに野口さん、貴島さん、敬彦さんの順でトライ。
演出・西さん、共同演出・菊川さん、スタッフをお客さんに見立てて、
三者三様のプレゼンテーションが始まりました。

まずは野口先生。

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優しく語りかけてくれる先生で、言語学の専門的な用語の羅列さえも心地よい響きとなって
聞こえてきました。生徒が気軽に発言できるよう、暖かい雰囲気を作るのが上手でした。
同僚の先生たちからも人気がありそうです。

次は貴島先生。

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声がよく通り、少し強面ですが、授業中に席の近い人同士がコソコソ話したり、
笑いをこらえていたり、先生がぞんざいに扱われてしまう光景がとてもリアルでした。

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記録用にビデオを回していたら、導入の「1+1は?」という問題の場面で
僕のところに近寄ってきて、質問を振られ、もじもじしてしまいました。(汗

最後に敬彦先生。

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ウロウロしたり、言葉を思い出せず話が滞ったり、
老眼鏡をずらして一点をみつめる仕草が、
教員歴の長いおじいちゃん先生を彷彿とさせました。

舞台と客席のコミュニケーションを大事にされる演出の西さん。
今回の舞台でも先生というキャラクターを通して、丁寧に構成・演出されていきそうです。
本番では、一体どんな先生たちがどんな授業を披露してくれるのでしょうか!

一方、算術のシーンでは、三人の先生を相手に生徒・布施が、自由な発想で翻弄していきます。
「1+1」の問題から始まり、「2+1」、「3+1」…と足し算には順調に答えていきますが、
引き算になると頑固なまでに答えがでません。「4-3」という問題もつい数と数を足してしまい、
「7」と答えてしまいます。

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モノの捉え方や感覚のズレをきっかけとして、生徒と先生の間でも
漫才のように、ボケとツッコミの掛け合いが自然と生まれ、ふっと笑えてきます。
原作に隠された笑いを発掘すべく、読み合わせを重ね、稽古はつづく。

(執筆:『授業』制作担当・雪岡 純)

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SPAC秋→春のシーズン2018-2019 ♯1
授業
2018年10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)★、
20日(土)、21日(日)、28日(日)
各日14:00開演 ★13日(土)のみ16:00開演
会場:静岡芸術劇場

演出:西 悟志 共同演出:菊川朝子
作:ウジェーヌ・イヨネスコ
翻訳: 安堂信也、木村光一
出演:貴島豪、野口俊丞、布施安寿香、渡辺敬彦
照明デザイン:大迫浩二
美術デザイン:香坂奈奈
衣裳デザイン:駒井友美子
*詳細はコチラ
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