そろそ春の芸術祭も近づいて参りました。静岡芸術劇場のご近所にはみなさんご存知の静岡県立美術館があります。春の芸術祭の野外公演では美術館のボランティアグループ草薙ツアーグループさんによるウェルカムティーのサービスがあります。そこで草薙ツアーグループのみなさんによる「草薙のんびりツアー」に今回始めて参加しました!
美術館へ続くプロムナードを歩きながら、彫刻家の石上和弘さんが沿道の彫刻について説明をして下さいました。石上さんは昨年秋のシーズンの『大人と子供によるハムレットマシーン』の舞台美術を作って下さった方でもあります。
普段じっくりと彫刻を見ることなどあまりなかったのですが、地余(じあま)という台座の部分に注目したり新しい発見がたくさんありました。彫刻は後ろ姿を見るのがツウらしいですよ!
上の写真は静岡市出身の掛井五郎さんの「蝶」という作品です。女性なのに確かに昆虫ぽい。冬は裸で寒そうなので落ち葉のじゅうたんを敷いてあげるそうです。その頃にも行ってみたいと思いました。
彫刻プロムナード脇には、杉山彦三郎記念茶畑(やぶきた茶発祥)もありました。すでに新芽が顔をのぞかせていて今月25日にはお茶摘みも行うそうですよ。
その後桜の花びらがちらりちらりと舞う中、美術館裏の遊歩道を散策しました。中にはウコンという黄色の桜や御衣黄(ぎょいこう)という緑の珍しい桜もありとても見ごたえがありました。
散策の後ではグループのみなさんに入れていただいたおいしいお抹茶とお菓子を頂いて、心も体もほっこり和みました。和紙のお皿など皆さんの工夫がいっぱいです。有難うございました。
SPAC春の芸術祭では野外劇場「有度」での公演の際に、草薙ツアーグループの皆さんのご協力により杉山彦三郎記念茶畑(やぶきた茶発祥)の新茶によるウェルカムティーをご用意致します。
6月20日、27日、7月4日の宮城聰演出『ふたりの女~唐版・葵上』の開演前に野外劇場前広場にて行いますので、どうぞお楽しみに!!!