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2023年6月23日

2023年度「ひらけ!パフォーミングアーツのとびら」訪問記①

SPACの学校訪問プロジェクトである「静岡県 子どもが文化と出会う機会創出事業(ひらけ!パフォーミングアーツのとびら)」の一環で、先日、俳優たち3名が、西伊豆の松崎町にある静岡県立松崎高等学校へうかがいました。
(道中の車内から見えた西伊豆のキラキラした海に、一同、大興奮(笑))

1年生64名は、110分間のLHRの時間を使って、相手の身体に集中して動く「ミラー」や、自分のイメージを相手の身体を使って具現化する「彫刻」など、さまざまなシアターゲームに取り組み、コミュニケーションや表現について考えるきっかけをSPACの俳優たちから受け取りました。
 

▲相手の動きを鏡写しのようにまねるシアターゲーム「ミラー」に取り組む生徒たち(腕立て伏せや腹筋など、トレーニング系をおこなう生徒たちも多かった(笑))
 
はじめは消極的だったり戸惑っていた生徒たちもいましたが、徐々に前のめりで参加したり、ワークの内容を自分なりに捉えて積極的に取り組む姿勢も見られ、様子をご覧になっていた先生方からは口々に「とても有意義な時間になりました」という感想をいただきました。

松崎高等学校は美術科のある高校という事で、校内のいたるところに塑像をはじめとした立体作品が飾られています。生徒たちは、それらに慣れ親しんだ学校生活を過ごしているせいか、「彫刻」のワークの際、想像力豊かな作品がいくつも生まれたのがとても印象的でした。
「触れること」の大切さを、改めて、彼らから教わったような気がしました。
 

▲与えられたお題のイメージを他者の肉体を使って具現化するシアターゲーム「彫刻」に取り組む生徒たち(普段から親しみがあるためか指示のディティールが細かい!)
 
これからもSPACは、このプロジェクトを通じて、様々なパフォーミングアーツの世界に触れる機会を設け、また、表現活動はもとより、自己承認、他者への理解、想像力の刺激…などなど、演劇がもつ可能性を子どもたちに体験してもらえるよう、努めてまいります!
 

▲実際には無い長縄を跳ぶ「エア長縄跳び」に挑戦する生徒たち(アイスブレイクとウォーミングアップを兼ねてワーク導入におこなうシアターゲームのひとつ)

(SPAC俳優・永井健二)

 
▼△▼訪問日と実施内容▼△▼
2023年6月16日(金)13:20~15:10
静岡県立松崎高等学校 体育館
1年生64名を対象に演劇ワークショップを実施
講師/永井健二
アシスタント/石井萠水・舘野百代
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