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2024年1月21日

SPAC演劇アカデミー3期生 残り3カ月!

みなさん、こんにちは。
3期生の活動も早いもので残り3カ月となりました。
今回は11月、12月のアカデミーの活動をレポートします!

【実技】
『伊豆の踊子』静岡公演を終えた布施が久しぶりにアカデミーに合流。
『伊豆の踊子』を観劇した方はわかると思いますが、歩くシーンが印象的でしたよね。
アカデミー生も布施から歩き方を教えてもらいましたが、なかなかうまくできず苦戦している様子でした。

寺内の授業では、いよいよ成果発表会に向けた稽古が始まりました。
成果発表会の演目は、三島由紀夫作の『卒塔婆小町』に決定!
テスト、部活、習い事・・・と多忙なアカデミー生。
なかなか全員が集まることができませんが、いない人の分の台詞や動きを皆で補いながら、稽古が進められています。
全員が揃うとどんな『卒塔婆小町』となるのか楽しみです。

【ミュージカル映画で学ぶ英語】
『RENT』のナンバーの「Light my candle」をペアでコピーしました。
ただ歌詞をコピーするのではなく、言葉の意味も考え、動きながら歌います。
歌詞に出てくるフレーズを使って文章を作ったりもしました。

12月10日の授業では、現在コスタリカに留学中のアカデミー2期生によるプレゼンを行いました。
3期生の中にも留学や将来海外で活動することも視野に入れているアカデミー生がいるので、留学先での生の声を聞く機会は刺激になったようです。
今回はZoom越しの出会いとなりましたが、帰国後は直接会って話ができるといいなと思います。


▲コスタリカの食や学校生活について説明してくれました

12月の最終授業はクリスマスの授業。
アカデミー生それぞれが好きなことを紹介したり、歌を歌ったり、プレゼント交換を行ったりしました。


 
【「教養の書」を読む】
「世界の見方」というセッションを読みました。
自分の固定概念にとらわれず、視点を変えたり、異文化に触れたり、歴史を遡ったりすることで、相対化した見方ができることを学びました。
250ページほどある「教養の書」もあと30ページほど!
教養の授業は一足早く1月で授業が終了となります。


 
【小論文】
「沈黙と言葉」をテーマに小論文を書きました。
一見小論文と演劇は関係ないように思いますが、沈黙と言葉を演劇に関連付けると・・・ということで、太田省吾の『水の駅』を視聴しました。
小論文の授業も、アカデミー生が書いた文章に関連した演劇作品を紹介するなど演劇と絡めて行われています。


 
【『お艶の恋』観劇】
12月9日には、『お艶の恋』を観劇。
終演後はまずバックステージツアーに参加し、舞台の裏側を案内してもらいました。
音のきっかけを出す体験や仕掛けを降らす体験をしたアカデミー生も!


▲花を降らせる仕掛けを体験(右上)、シャワーの音のきっかけを体験(左上)
 創作・技術部より舞台装置の解説を受けている様子(下)

バックステージツアーの後は出演者の阿部一徳さん、葉山陽代さん、演出家の石神夏希さんと交流。
昨年度に行われた内部発表会で『卒塔婆小町』を上演したおふたりから三島作品との向き合い方を聞いたり、演じる上でのアドバイスをもらったりしました。
自分の演技に悩んでいたアカデミー生もすっきりしたようです。
先輩俳優からアドバイスがもらえる環境にあるのもSPACだからこそできること。
石神さんには演出方法を聞きました。
今まで演出家のお話を聞く機会はなかなかなかったのでよい機会となりました。

新しい年を迎え、残りの授業日数も少なくなってきました。
この1年間の経験を成果発表会・修了式で発揮してもらえたらと思っています!

成果発表会・修了式の詳細は後日お知らせいたします。

(制作部・北堀瑠香)

 
★「SPAC演劇アカデミー」とは
「世界にはばたけ、teenagers!SPAC演劇アカデミー」は、2021年度に開校した高校生対象の1年制の演劇塾で、<世界で活躍できる演劇人>を目指す若者の感性を育むことを目的としています。劇場に通いながら、SPACの創作現場の“熱”をじかに感じられる環境の中で、少数精鋭の高校生たちが切磋琢磨する──そんな場をつくります。SPACの俳優・スタッフらによる指導のもとで演劇を学び、名作戯曲の上演に向けての稽古に取り組むと同時に、教養・英語・小論文の学習にも力を入れ、思考力・対話力を身につけていきます。詳しくはこちら

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