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2011年7月23日

〔走れメロス2011〕第1期、大爆笑の最終​日、山のミドリはこん​もりと。

走れメロスレポーター たきいみき

2時半から約1時間の基礎トレーニング。
今日は身体トレーニング、「二拍子」について書いてみます。

二拍子というのは、もともとは早稲田の劇研のトレーニングで、
おおもとを辿ると、鈴木メソッドのスタチューだそうです。
今でも、山の手事情社では深めつつあるもののひとつであり、
重い身体、身体のバリエーションを創る目的で行っているそうです。

身体のイメージを飛躍させる、身体は保守的なものだから。
演劇に必要な精神的な冒険、跳躍。
そのために身体の跳躍が必要。
そんなふり幅を広げてくれるトレーニングです。
しゃがんだ状態から、

左から、メロスの大内さん、メロス以外のすべての大道無門さん

合図でこのように!ぽん!

ぽんっ!!(すばやく)

これは、平行とよばれる形。

同じように、しゃがんだ状態から、次は感情を足していきます。
今日は、怒り、喜び。

さらに、~の怒り、というように要素が増えていきます。
今日の~部分のお題は、
「コメの虫!」

「コメの虫の幼虫!その身体で鳴け!」
と言われて、なぞの鳴き声を発するふたり

「入道雲!鳴け!」
また入道雲の鳴き声を発するふたり

「山のみどり!こんもりと!」
・・・こんもりと、・・・って?今日の私の1番のツボでした。

「台風が来た森のみどり!」などなど。
ストップモーションから、連続でポーズをチェンジしていき、
さらにスローモーションへと発展していきます。

もうふたりとも、汗だくだく。だくだく。
汗だくでも、なんだかさわやかだなぁ、このふたり。
今日は、冒頭から読み、
って言いながら、もうノリノリで、
手前左から演出の安田さん、演出助手の竹内さん
初夏、満点の星である
おどるメロス

こんな状態でした。

すっごい楽しそうなんだけど、これでも、
試行錯誤しながら、あ~でもないこ~でもないって、
悩んでる時間もあるんですよ。

次は東京での稽古が始まります!
これからどんな進化を遂げていくのか、
私もますます楽しみになった1週間でした。

新しくなった「走れメロス」、劇場でお待ちしています!

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↓おまけ写真(制作より)↓
基礎トレ、謡の稽古中(左から三番目がたきいさん)
安田さん、静岡稽古ありがとうございました!

*公演情報 (http://spac.or.jp/schedule.html)*
◎2009年話題作の再演
『走れメロス』
構成・演出:安田雅弘
原作:太宰治
出演:大内米治、大道無門優也
会場:静岡芸術劇場
中高生鑑賞事業:9/21(水)、22(木)、27(火)、28(水)、29(木)、30(金)

↓↓たきいみき、次回出演作品↓↓
◎SPAC新作
『オイディプス』
演出:小野寺修二
作:ソポクレス
出演:大高浩一、たきいみき、武石守正、舘野百代、仲谷智邦、
藤田桃子、三島景太、森川弘和、吉見亮、渡辺敬彦
一般公演:11/26(土)、27(日)、12/3(土)、4(日)
鑑賞事業:11/22(火)、24(木)、25(金)、28(月)、29(火)、30(水)、
12/1(木)、5(月)、6(火)、7(水)、8(木)、9(金)
2006年までパフォーマンスシアター「水と油」で活躍し、
コンテンポラリーダンスとドラマを融合させた小野寺修二。
SPAC初登場となる今回は、ギリシア悲劇の傑作を演出。
オイディプス王の破滅を、圧倒的なスピード感で描き出す。