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2017年11月13日

『変身』日記2017 #6 ~本日開幕!~

SPAC秋→春のシーズン2017-2018 #2『変身』
いよいよ本日開幕!
初日は中高生鑑賞事業公演でした。

今日の生徒さんたちは、
はじめてSPACの舞台を観たという子がほとんどでしたが、
開演すると食い入るように舞台を見つめていました。

グッと引き込まれる語りとスピード感のある動き。
まるで意思があるかのように動き出す舞台装置。
役者の身体と作用しあって高まり合う音楽。

中高生という多感な時期に、
どんなことを感じてくれたのでしょうか。
感想が届くのが楽しみでなりません!

▲このシンプルな台が生き物のようにも見えてきます。

▲このシンプルな台が生き物のようにも見えてきます。

本番のあともみっちり稽古でした。
作品をもっともっと良くするため、
調整・修正を重ねていきます。

きっと千穐楽のころには
さらに違った表情をみせてくれるであろう、
小野寺修二演出の『変身』です。

▲稽古では、緻密な調整を積み重ねていきます。

▲稽古では、緻密な調整を積み重ねていきます。

誰のせいでもない、
どうしたらいいかもわからない、
逃げ出したいけど、逃げ出せない…。

生身の人間が舞台に立つことで、
不条理に巻き込まれる人々の戸惑いや苦悩が
他人事には思えない気がしてきます。

100年前のチェコで書かれた小説を
現代を生きる日本人が舞台にする…。
時代も国も飛び越えて、
私たちにたくさんのことを問いかけてきます。

▲グレゴールがいることを知って、出て行こうとする下宿人。

▲グレゴールがいることを知って、出て行こうとする下宿人。
 そして絶望するザムザ一家。

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【『変身』について考えたいあなたに!オススメ関連企画】
社会学者・大澤真幸と読み解く現代社会の『変身』
12月3日(日)16:30~18:30
詳細はコチラ
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ぜひたくさんの人に観て頂きたい作品です!
ご来場お待ちしております!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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