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2019年10月22日

『ペール・ギュントたち』稽古場ブログ#1

静岡での稽古がはじまった『ペール・ギュントたち~わくらばの夢~』

この作品は、インドネシアの演出家ユディ・タジュディさんによる指揮のもと、インドネシアをはじめスリランカ、ベトナム、そして日本から様々な分野で活躍するアーティストたちが集まり、インドネシア〜東京〜静岡と旅をしながら創作されています。
旅先で出会った人々やその土地の文化、歴史的背景などからインスピレーションを受け、共同創作アーティストたちの個人的な経験や、彼らが住む国や地域が抱える社会的問題なども盛り込みながら、イプセンの『ペール・ギュント』を読み解いていきます。


▲ユディ・タジュディンさん(左)

ということで、まずはこの作品の原作『ペール・ギュント』と、作者のヘンリック・イプセンについて簡単にご紹介していきましょう!

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『ペール・ギュント』は、1867年にノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンによって書かれた戯曲で、グリーク作曲のクラシック音楽も有名です。

自由奔放な主人公ペール・ギュントは、田舎の落ちぶれた豪農の息子で、母オーセと暮らしています。日頃から「皇帝になる!」と大口を叩き、人々からは変な目で見られているペールは、元恋人のイングリが結婚すると聞いて、結婚式に乗り込み花嫁を連れ出します。が、すぐにイングリを捨ててしまいます。
そのあと、村を飛び出したペールが出会ったのはトロルの一族。トロルとはノルウェーの伝承に登場する妖精で、ペールはトロルの王ドヴレの娘と結婚寸前まで行くのですが、逃げ出してしまいます。そして、ソールヴェイという移住民の娘と出会い恋に落ちるのですが、彼女をおいて放浪の旅へと出かけてしまいます。

そんなペールが辿り着いたのはモロッコの西海岸。立派な装いで数人の紳士とテーブルを囲んで議論を交わしています。そのあとも、砂漠でアラブ部族の首長の娘アニトラと出会ったり、エジプト・カイロの精神病院で「皇帝」と呼ばれたりと、次から次へと冒険は展開していきます。

年老いて死を意識しはじめたペールは、故郷へと戻りボタン職人と出会います。ボタン職人は、天国に行くような大の善人でも、地獄に行くような大悪党でもない、平凡な人間をボタンに溶かし込む職人で、ペールは「ボタンになるなんてゴメンだ!」と善悪問わず、自分が行ってきたことを証明しようとしますが、誰も証人になってくれません。そしてペールは、自身の帰りを待ち続けたソールヴェイの子守唄を聴きながら、最期を迎えます。
 
この戯曲が書かれた1867年当時、ノルウェーはスウェーデン王の支配下にあり発展途上の農業国でした。
ヴァイキングを祖先に持つ彼らは、ペールのように成功を夢見て祖国を出た人たちもたくさんいたようで、イプセン自身もノルウェーを嫌い、長く外国で生活していました。
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▲ヘンリック・イプセン

イプセンは、シェイクスピア以降、世界で最も上演されている劇作家と言われ、「近代演劇の父」とも呼ばれています。代表作は他に、『人形の家』『ヘッダ・ガブラー』、2018年の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」でも上演された『民衆の敵』があり、当時の社会や国家に対する批判や、新たな時代の女性像を提示するなど、問題作をたくさん世に送り出してきました。ちなみに『ペール・ギュント』は、SPACでも2010年と2012年に宮城聰による演出で上演されています。
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▲宮城聰演出『ペール・ギュント』(写真:橋本武彦)

そして、『ペール・ギュントたち~わくらばの夢~』では19世紀ヨーロッパから現代アジア、ひいては世界各地で起こっている様々な問題へと文脈を置き換えていきます。

次のブログでは、演出のユディさんがなぜこの作品を構想したのか、創作の旅がはじまったインドネシアの島、ララントゥカでどのような出会いがあったのかを紹介していきます。お楽しみに!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #2
『ペール・ギュントたち〜わくらばの夢〜』
2019年11月9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場

原作: ヘンリック・イプセン
演出: ユディ・タジュディン

共同創作:
ウゴラン・プラサド(ドラマトゥルク)
川口隆夫(パフォーマー/ダンサー/振付家)
ヴェヌーリ・ペレラ(振付家/ダンサー)
美加理(俳優)
ムハマッド・ヌル・コマルディン(俳優/ダンサー)
森永泰弘(サウンドアーティスト/作曲家)
グエン・マン・フン(ヴィジュアル・アーティスト)
アルシタ・イスワルダニ(俳優/パフォーマー)
グナワン・マルヤント(俳優/作家)

出演: 共同創作アーティスト および
SPAC/大内米治、佐藤ゆず、舘野百代、牧山祐大、宮城嶋遥加、若宮羊市

\チケット販売中/
詳細はこちら
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『寿歌』2019ブログ vol 3. 「衣裳デザイナー駒井友美子に迫る!」

カテゴリー: 『寿歌』2019

こんばんは!毎度おなじみ、『寿歌(ほぎうた)』担当の制作部の入江恭平です。

第三回目のブログは、一回目に続き「ラジオ番組テイスト」で、私、入江がパーソナリティーとなり、『寿歌』をすでにご覧いただいた方にも、そしてこれからという方にも作品の魅力をお伝えしていきます。

[第一回目のラジオ放送ブログは、こちらからチェック!→『寿歌』2019ブログ〜vol.1帰ってくる『寿歌』〜
 
今回は、『寿歌』の衣裳デザインを担当している創作・技術部、衣裳班の駒井友美子さんに、再演に向けてのプランや意気込みを聞いちゃいました!

それでは、『寿歌』ブログチャンネルまもなく放送開始です!!
 
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▲左から入江、駒井
 
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午後6時になりました。こんばんは!制作部の入江恭平です。
急に涼しくなりましたね。みなさん、この秋はどう過されますか?私にとって、秋といえば「芸術」。『寿歌』を観て、特別な秋にしてみませんか?

というわけで早速、今回のゲストをお呼びいたしましょう。
『寿歌』の衣裳担当、駒井友美子さんです!(パチパチパチ)

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こんばんは。駒井友美子です、よろしくお願いします。ラジオの設定なんですね(笑)。

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そうなんです。『寿歌』の世界にあるラジオ局から配信しているという設定です(笑)。

今回は、衣裳の視点から作品の魅力をお伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

さて駒井さん、再演にあたり、衣裳を一部変更しましたね。
初演(2018年3月、愛知県芸術劇場小ホールにて上演)から再演でどう変わったのか、衣裳のプランニングについてお聞かせください。

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そうですね。まず初演の際には、自分の中で『寿歌』の具体的な場所や時代のイメージがなかなかつかめなくて、漠然としていました。

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確かに、この作品って捉えどころがないですよね。

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また当初は、実際に小道具を使う予定で進んでいたんですけど、稽古が進んでいく中で、演出の宮城さん・美術のカミイケさんより「小道具はない方がいい」という話が出てきて、もっと手がかりが無くなってしまい(笑)。

人物のイメージとしては、キョウコとヤスオは、ゲサクの頭の中にいる人たちで、その世界もゲサクが考え出したもの。ゲサクは現実で、二人はゲサクの想像の世界の中の人。キョウコはゲサクよりも非現実的な存在で、ヤスオよりは現実的な存在なのかなって考えたんです。

それで最終的にゲサクの衣裳の色を舞台セットと同じ、黒色にしたのですが、そこまでたどり着くのにけっこう苦労して…

 
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▲『寿歌』の舞台セット。(「ふじのくに⇄せかい演劇祭2018」舞台芸術公園 野外劇場「有度」にて)©︎平尾正志
 
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あの∞の型の舞台セットですよね。

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2017年の11月辺りには舞台美術のプランが上がっていたのですが、衣裳は本当にギリギリまでアイデアがまとまらなくて。
モヤモヤしている時に、作業場に舞台美術を見に行ったら、はじめは塗装されていない木材で組まれていた舞台セットが、全て黒色に塗られていて。それが印象的でした。

 
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そこからインスピレーションを得たと?

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そうですね。「ゲサクは無意識に歩いていそうで、実は確信犯だったのでは?全部操っているのかな?」と考えるようになり、それって黒子的な存在ですよね。だから「黒だ!」って。ゲサクが自分であの物語を書いて自分で操作するみたいな。舞台セットが黒くなっていなかったら全くちがう衣裳になっていたかもしれないですね。

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▲ゲサクの衣裳。左:ビフォー©平尾正志、右:アフター(今回)©︎三浦興一

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でも「黒だ!」となってからの発想の飛躍がすごいですね!さすがアーティストという感じがします。ギリギリまでアイデアがまとまらないことは、他の作品でもあるんですか?

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あまりないですね。この作品は本当につかみどころがないので、今もわからないことだらけです(笑)。
特にキョウコの衣裳は自分にとって難しくて、上演を重ねるごとにマイナーチェンジを繰り返してきましたが、再演に向けて改めて作り直しました。

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初演ではキョウコは、真っ赤な衣裳だったんですよね?そういえば、衣裳をデザイン・製作していく際に「俳優たちの普段の服の好みからも発想を得る」とお聞きしましたが、前回のキョウコの時もそうだったんですか?

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▲キョウコの衣裳。左:ビフォー©平尾正志、右:アフター(今回)©︎三浦興一
 
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それがまた難しかったんですよ…。
普段のたきいさんは大人っぽいイメージがあるのですが、キョウコはもっと幼い感じで。さらに他の作品では、妖艶な役が多く、たきいさんがキョウコのような役を演じているのをあまり見たことがなくて。普段のイメージはあえてあまり参考にしないようにしました。

なので、「真っ赤な嘘」から取り、色を赤にしました。こどもらしいイメージもありますし。
(編集注:キョウコは「虚構」のもじりから、ゲサクは「戯作」から名付けられている。)

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今回、宮城さんから「1945年の戦後」というコンセプトが付加されていました。衣裳としては、それをどう反映させたのでしょうか?

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その設定が伝わるように、より具体的にしました。ヤスオならもっとゴミから出てきたように、キョウコはボロボロの服にして、「何日も荒野をさまよってる」みたいなリアリティーを出せればと思いました。

ですが、キョウコの服は確かにボロボロだけど、リアルになりすぎず、ゲサクの頭の中の住人という要素は残したかったんです。
表面上は具体的にはしましたが、物語が進むにつれて、そういった考えが見えてきたらなと。

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▲キョウコの衣裳の生地に汚しをつける様子。
 
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物語が進む中で、「あぁそういうことかな」と気づくことがあるのは面白いですよね。
ヤスオは「もっとゴミから出てきたように」とのことですが、もう少し聞かせてもらえますか?

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▲ヤスオの衣裳。左:ビフォー©羽鳥直志、右:アフター(今回)©︎三浦興一

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ヤスオは……「ゴミの妖精」みたいな。

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ゴミの妖精?!

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冒頭では神様っぽいけど“ゴミの中に住んでいる人”のようにもしたかったんです。初演も今回も色や素材はほぼ同じなんですが、形や素材の加工で今回はさらに“ゴミ感”を出したいと考えていました。

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確かに履物が使い古したようなサンダルなんですよね(笑)。
そういえばヤスオの衣裳の色が白なのは、何か理由が?

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初演の稽古の時に宮城さんから「ヤスオは感情がないんだ」と聞いて、ロボットのような無機質なイメージがわいたので白にしました。だけど、ゲサクとキョウコに仲間入りした後は、打ち解けて、徐々にハッチャケていくんですよね、2幕ぐらいで普通の人間なのかなと思えてきますし(笑)。

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全く神様という感じがしませんよね(笑)
最後に、お客さんにメッセージをお願いします!

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メッセージか……何でしょう。
“3人の登場人物があてのない旅をする”という一見シンプルな話ですが、観るたびに毎回違うことを考えさせられる作品だなと思います。私自身も戯曲を何回読んでも、まだ腑に落ちないことだらけ。再演の度に衣裳に手を加え続けているのもそのせいかもしれません。モヤモヤしながら、ぜひいろんな視点から楽しんで頂けたらと思います。

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ありがとうございます!
SPAC版『寿歌』の再演は、10月11日(金)から始まり、11月7日(木)まで上演されます。
残るチャンスはあと2回!10/23(水)18:00〜のげきとも公演(一般販売あり)と10/26(土)14:00〜の一般公演です!
これから観劇される方は、ぜひ、衣裳や美術、そしてその他の要素にも注目しながら見てくださいね!
すでに観劇された方は、もう一回観劇するのもアリですよ!
それでは本日のゲスト、『寿歌』の衣裳担当、駒井友美子さんでしたー!

 
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▲衣裳製作室にて。

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最後にこの曲でお別れしましょう。
『寿歌』が発表された1979年リリースのヒット曲。サザンオールスターズで『いとしのエリー』♪

 
(執筆:入江恭平、編集:雪岡純、坂本彩子)

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #1
寿歌ほぎうた
2019年10月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
演出:宮城聰
作:北村想
美術:カミイケタクヤ
出演:奥野晃士、春日井一平、たきいみき

\チケット販売中/
詳細はこちら
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2019年10月6日

スパカンファン-プラス2019日記#5 ダンス経験者向けダンス体験ワークショップ開催の様子

9月1日、舞台芸術公園BOXシアターにて「ダンス経験者向け・ダンス体験ワークショップ」を開催しました。
今回のワークショップには東京から参加してくださった方や、スパカンファンの卒業生、はじめてSPACに来てみましたという方もいらして、本当に嬉しかったです。
まず最初はニヤカムさんのウォーミング・アップを行いました。ウォーミング・アップには木の実をとったり、水を身体にかけたりするような、アフロ・コンテンポラリーダンスならではの動作もあります。
その後、ステップの練習をしたり、小さいコンビネーションを挟んだりして、最後につなげてやってみると、なんとワンシーンが出来上がっています!
ダンス経験者向けとあって、作品のクリエーションにちかい形で、ニヤカムさんがワンシーンの振付をつけてくれるという贅沢なワークショップでした。

経験者向けダンスワークショップ
 
スパカンファン卒業生はニヤカムさんの振り付けに追いつくスピードが速い!さすが!ある卒業生は、大学で「どうしてそんなにお尻が動くの!?」と驚かれたとか、別の子は東京公演を見た子が舞台を一緒にやろうと誘ってくれたとか、そうした嬉しい話を聞く機会にもなりました。
 
<ダンス経験者向けダンス体験ワークショップの様子>

 
ポジティブな気持ちにしてくれる!心身ともに踊れる!ニヤカムさんの魅力もスパカンファン-プラスとともに、もっと頑張って発信していきます。
スパカンファン-プラスは今回の小作品をふまえつつ、これから2年間かけて新作・長編作品を創作していきます。
来年度はワーク・イン・プログレスとして発表を予定しています。
今後の活動にもぜひご注目ください!
 
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スパカンファン-プラスお問い合わせ先:yume★spac.or.jp

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

詳細はこちら
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2019年10月5日

スパカンファン-プラス2019日記#4 スパカンファン-プラス成果発表会の様子

いよいよ成果発表会当日、ニヤカムさんがカメルーンの民族衣裳に身を包み、プロフィール写真の髪型で稽古場にあらわれたので、全員興味津々。
ニヤカムさん「カメルーン国旗と同じ色が入っているので、カメルーンを代表してどこかへ行くときには必ずこれを着ていく」と民族衣裳を紹介してくれて、発表会当日の緊張の中、稽古場には朝から笑顔がはじけました。
さてウォーミングアップなどを終えて、いよいよ本番。スパカンファンでは恒例の“オリオー”を行って本番に臨みます。スパカンファン公演を見たことある方は、BOXシアターから聞こえてくる「オリオー」という声を耳にした方が多いのではないでしょうか。みんなで輪になって気持ちをひとつにする工夫です。

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発表会は12:30と14:30の2回行い、総勢90名の方にご覧いただきました。
お客様に配布したパンフレットにこの小作品についてニヤカムさんの言葉が掲載されました。

 しあわせになるために年齢は関係あるのか?
 私たちにとって、しあわせとは何なのか?
 
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スパカンファン-プラスとして世代をこえたダンスの可能性をさぐったことで、さまざまなシーンでそれぞれの世代の過去・現在・未来に思いを馳せることが出来るそんな小作品になったと思います。
アンケートでいただいた感想もご紹介します。

「幸せのなかにも儚さや楽しさ、力強さなどの様々な感情が感じられ、人それぞれの幸せの形を体感できました。これからどのように変化していくのか楽しみです」

「始めは意味が分からず、あっけにとられていた。理解しないでもいいのかも」

「すごく心に何かを感じました(涙)」

成果発表会ではパフォーマンス後に、ニヤカムさんとの交流タイムを行いました。アフリカンなリズムにのって、お客様と一緒に身体を動かしたり、ニヤカムさんとのかけ合いで「ヤコロ♪」「アイコロ♪」「ヤコロ♪」「アイコロ♪」「ヤヤコロヤコロ♪」「マンマコロヤ♪」とアフリカの歌を歌ったりしました。

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成果発表会にご来場くださいまして皆様ありがとうございました!
来年どのように発展するのかどうぞご期待ください。
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月4日

スパカンファン-プラス2019日記#3 10日間の創作ワークショップの様子

8月22日からは舞台芸術公園BOXシアターにて創作ワークショップ。
朝、ニヤカムさんによるウォーミング・アップからはじまります。Over55が加わったことで、スピードは少しスローペースに。最年長の川本さんの、身体に無理のない動きを独自に編み出していく姿が印象的でした。

P2210590_(c)平尾正志
 
ニヤカムさんによるさまざまなワークを受け、成果発表会にのぞんだメンバー。スカーフのワークをしたり、ステップを学んだり、ときにはニヤカムさんとのコンビネーションもありました。
 
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世代をこえてワークを行うことで、出来ないと思い込んでいることに、メンバー同士がお互いに良い気付きを与えあって「出来る」になる、そんな豊かな時間が流れているように感じました。

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月3日

スパカンファン-プラス2019日記#2 初心者向けダンス体験ワークショップ開催の様子

8月19日静岡芸術劇場の6Fリハ―サル室にて、初心者向け・ダンス体験ワークショップ「はじめてのダンスワークショップ」を開催しました。

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シアタースクール生や50代の方も参加し幅広い世代の方がいて、とってもにぎやかでアットホームな会になりました。
 
<初心者向けダンス体験ワークショップの様子>

 

全員で輪になってその場で手拍子や全身でアフリカンなリズムを取ったり、ぐるぐる歩いたり、ニヤカムさんと歌を歌いながら、いっしょに動いてみました。スカーフを使ったワークでは投げ合ったり、落ちるスカーフを息で吹いたり、落ちてくるスカーフを手にとらわれずに身体のどこかで受け取ったり、「スカーフはダンスのパートナー」とニヤカムさんがコツを教えてくれました。
最後は円になって座り、手のひらで床をたたき、リズムを取りながら、「幸せについて教えてください」とニヤカムさん。時計回りでそれぞれ喋り、「幸せは〇〇」を共有します。その様子はふしぎとアフリカの村の一風景にも見えました。

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

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2019年10月2日

スパカンファン-プラス2019日記#1 スパカンファン-プラスのはじまり

こんにちは。制作の高林です。
スパカンファンは今年で10年目を迎え、Over55=55歳以上のメンバーが加わり、新しい段階に挑みました。そんな夏をふり返り、5回に分けてレポートいたします。
Over55のメンバーを加えることになったきっかけは、昨年の東京芸術祭2018で上演した『アダルト版 ユメミルチカラ』
スパカンファンの『タカセの夢』をニヤカムさんとオーディションで選ばれたOver55のメンバーで創作した作品です。

アダルト版ユメミルチカラ‗サブ1のコピー
 
スパカンファンも昨年東京芸術祭2018で『空は翼によって測られる』を公演しました。

★181103_MK_289撮影松本和幸
 

Over55が『ANGELS』静岡公演を観劇したり、スパカンファンがOver55の稽古場にお邪魔したりだんだん交流が生まれ、東京滞在中には一緒にニヤカムさんのお誕生日をお祝いするなど良い関係が築けました。また『空は翼によって測られる』メンバーの内8名はそれぞれ活動の区切りを迎え卒業。今年度残るメンバーは4人になりました--そして県内の中高生とOver55を対象にした新メンバーオーディションを3日間にわたって行い、中高生5名、Over55の6名(『アダルト版ユメミルチカラ』出演者4名含)が加わりました!!
ニヤカムさんに「はじめまして」の子はもちろん、なんと小学生2年のときにニヤカムさんのワークショップを受けた子も(その時のワークショップの様子はこちらからご覧いただけます)。
オーディションではニヤカムさんの振付を踊ったり、アフリカの歌を歌ったりしました。参加者の緊張が見守るスタッフにもひしひしと伝わり、新しいスパカンファン-プラスがどうなっていくのか、本当に期待高まる3日間でした。
 

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2019年度 SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス
10日間の創作ワークショップ<成果発表会>
8月31日(土)12:30/14:30
舞台芸術公園 稽古場棟「BOXシアター」

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
出演:静岡県の中高生9名/55歳以上のダンサー6名

詳細はこちら
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2019年9月30日

【新人ルカのセチュアン・レポート#3】「静岡の善人」を探しました。

みなさんこんにちは。
今年もぞくぞくと発行されている「すぱっく新聞」。
『RITA&RICO』号もついに発行されました!
 
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これから静岡芸術劇場をはじめ、各所に配架していく予定なので見かけた際はぜひお手にとってご覧ください!
SPACまで取りに行けない……でも、今すぐ読みたい!というそこのあなた!
こちらからもご覧いただけますのでご安心ください!

私も『制作部新人北堀が行く!「静岡の善人」探しの旅』というルポを書かせていただきました。
このルポは、神様が善人を探すために地上に降りるところから始まる『セチュアンの善人』と「子どもの未来のために……」という想いが込められている渡辺敬彦さん演出の『RITA&RICO』にちなみ、静岡県内で“食”を通して子どものために活動している方に会いに行きました。
今回のブログで新聞の限られたスペースだけではお伝えしきれなかったルポ内容をご紹介いたします!!
 
最初に訪れたのは、演出家・渡辺敬彦さんの出身地、三島市にあるイタリアンレストラン「マリオパスタ」さん。
取材に行った日は夏休みということもあり、店内は子ども連れのお客さんでいっぱいでした。
名前の通りパスタがとても美味しいのはもちろん、地元で採れた旬のお野菜を使用したサラダバー、それにセルフサービスの綿菓子やソフトクリームの機械まで置いてあるので、なんでも自分でやりたい精神旺盛の子どもたちにとってはとても楽しいレストランなのだと思います。
そんなマリオパスタを経営している土屋さんご夫妻は、通常営業もしながらひとり親家庭を対象にフードバンク活動を行っています。
フードバンクとは、品質に問題はないがパッケージに傷が付き流通することができなくなった食品や、家庭内で余って食べないという食品を受け取り、生活困窮者など必要としている人に提供する取り組みのことです。一般的に、食品の受け取りから提供までに時間がかかるため、提供されるのは日持ちする加工食品が多いのですが、マリオパスタさんでは「食べに来られるフードバンク」として、温かい食事を提供しています。
始めたきっかけは2018年に同市内で起きた、母子家庭の親子心中未遂。このニュースを知り、自分たちに何かできることはないかと考え、今年3月からお店で活動を開始。開始するにあたってアドバイスをいただいたのが「おたまちゃん食堂」という、同じ三島市内の子ども食堂の代表・押田さん。押田さんとは子ども食堂を実施する場所を提供したことがあり、以前より交流があったそうです。
また、活動を知ったお客さんが活動資金のための募金を提案してくださり、店内に募金箱を設置したところ、現在では募金のために来店してくださる方もいるのだとか。
また、お金だけではなく洗剤などの実用品を持ってきて、渡して欲しいというお客様もいるとのことです。

実際に利用された方からは、「子どもの誕生日をレストランで祝えて嬉しかった」というような声がある一方で、この取り組み自体がまだまだ浸透していないこともあり、遠慮してしまう人も多いのだそうです。
店主の土屋さんご夫妻は「フードバンクを実施するお店を広げていき、利用することへの抵抗感をなくさせたい」とおっしゃっていました。

調べてみると、イタリアでは「カフェ・ソスペーゾ」というシステムがあるそう。
「ソスペーゾ」というのは「保留」という意味で、お金に余裕のある人がコーヒーを買う時に余分にお金を出し、貧しい人の分も払っておきます。その後来た貧しい人は保留された分のコーヒーを飲むことができるというシステムです。

実は日本にもいくつか同じようなことを行っているお店があるのですが数も少なく、知られていないのが現状です。
こういった取り組みが日本でも増えるといいですね!!
 
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お近くに寄られた際には、ぜひ訪れてみてください。
(フードバンクをご利用の場合は要予約となっております。)
 
次に訪れたのは静岡市内にある「しずおかキッズカフェ」
現役大学生である小林タバサさんが切り盛りする子ども食堂です。

小林さんは中学、高校で不登校を経験。
この経験を通して、学校以外にも子どもの居場所を作りたいと思い、食にも興味があったため「子ども食堂だ!」と思い、開設。最初は店舗を時間単位で間借りして行っていたが活動が広がり、現在は瀬名川に拠点を構え、第2、第4土曜日に実施されています。使用する食品のほとんどは寄付から賄われているとのこと。

取材に行った日は流しそうめんのイベントが開催されており、近所の方やタバサさんの知人などお手伝いの方がたくさん!もちろん子どももたくさんいて、世代を超えた交流の場となっていました。
 
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▲使用した竹は近所の人から提供していただいたもの。
 
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▲こんにゃくが人の形!手が込んでいますね!
 
「大変なこともあるけど、子どもたちが楽しみにしてくれているので頑張れる」と笑顔でおしゃっていたタバサさん。
タバサさんは子どもたちと家族のようになれたので、今後もこの活動を続けていきたいとおっしゃっていました。

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▲タバサさん。うしろではボランティアの方が料理を作っていました。
 
今回、2か所に取材に行き、どちらも「まわりの協力があってこそ」とおっしゃっていました。
善人探しの旅を行い、活動をしている人の周りには募金や寄付という形で協力している人々がたくさんいることに気づかされました。
静岡には善い人がたくさんいるのだろうと思います。しかし、他人(ひと)のために行動することは決して楽なことではないでしょう。

善い行いをしていることで悩み苦しむ1人の女性がここに……。
『RITA&RICO(リタとリコ)』でその様子をご覧ください。

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年9月11日

『寿歌』2019ブログ vol 2. 「ヤスオが行く!ノリヤカー行商〜長谷川海苔店 鈴木浩司さん〜」

カテゴリー: 『寿歌』2019

こんにちは!『寿歌』担当の制作部の入江恭平です。

第二回目のブログでは、すぱっく新聞『寿歌』号で取材した「ノリヤカー行商」(海苔をリヤカーで売る人)についてレポート形式でお伝えします!

 
■この時代にリヤカーで海苔を売る人がいる?!ヤスオと突撃取材へ!

宮城演出の『寿歌』で、象徴的な小道具として出てくるのが「リヤカー」です。荷台は空ですが、ゲサクが重そうに引き、ヤスオが後ろから押すそのリヤカーには何かが乗っている…そんな想像が膨らむ重要な小道具でもあります。

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▲リヤカーを押すヤスオ。©羽鳥直志
 
平成生まれの私(入江)にはあまり馴染みがないシロモノですが、この令和の時代に「リヤカー」で行商をしている人が静岡市清水区にいる?!という情報を見つけ、話を聞いてみたくなりました。

そこで、公演の宣伝チラシとして作成している「すぱっく新聞『寿歌』号」で、ヤスオ役を演じる春日井一平とともに突撃取材を決行。
題して、「ヤスオが行く!ノリヤカー行商〜長谷川海苔店 鈴木浩司さん〜」
「こじつけ企画!?」とあなどるなかれ(笑)、春日井によるインタビューはなかなか深~く、演劇の世界にも通じる発見があったのでした。

それではどうぞ!
 
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▲向かって左が春日井一平、右が鈴木浩司さん
 

■家業を継ぎ、自分流の販売スタイルを思いつく。

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▲見るからに優しそうな方です。
 
春日井一平(以下):なぜ商材として海苔を?

鈴木浩司さん(以下):実家が代々続いていてる海苔の卸でしたが、私は他の海苔屋に勤めていました。そこでは社員として、海苔の加工や配達などをやってました。

そのうち、自分で商売をしてみたいと思い、家業を継ぎました。父は一人で、寿司屋やスーパーなどに海苔を卸し、店舗も営んでいました。しかし、消費量が減ってきて納品先も少なくなり。そこで、自分はどんなやり方ができるのかと考え、リヤカーを思いついたんです。

仕入れ先のつながりはありましたが、販売先は一から開拓したので、どれだけやっていけるかも分からないまま始めました。

:リヤカー販売を始めてどれくらいなんですか?

:2年半ぐらいですね。毎週火曜日はここ(マルコデュパン清水渋川店の店先)で、他の曜日は他の店先だったり、イベントやフリーマーケットに行ったり、朝市だったり、毎日歩いて色々なところへ行きます。

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▲盛り上がる二人。ヤスオの手にはiPad
 
:道すがら売ったりもしてるんですか?

:そうですね、声かけていただければどうぞという感じで。

:ピープー(豆腐屋のラッパ)みたいな?

:いや音は何にも鳴らさないで(笑)。

:そうなんですか(笑)、割と控えめに歩いてるんですね。

:なので最初のうちは怪しまれたりしてたと思うんですけど。「何やってるんだろう?海苔としか書いてないけど…」みたいな。でも、少しずつですけど常連のお客様も、増えてきました。
 

■ネット時代の逆を行く、人とのリアルな出会い。

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▲商品一覧。ほんとうに海苔づくし。
 
:お取り扱いの商品でおすすめはありますか?

:この焼きバラ海苔は、お味噌汁にいれていただいたり、このごま塩海苔は、ごま油と塩味がついた味付け海苔です。このように話してる中で「おいしそう」と言って買っていただけるんです。対面でやるといろいろな声が聞けて、出会いも広がったなと思います。

:効率を考えると、今だったらネット販売したほうが早いですよね。でも、この時代にこれをやる珍しさもあって、ついつい声をかけたくなっちゃいます。

:歩いてるからこそ、SPACさんも興味を持ってくれましたし、自分が人とは違うことをやることで色々な人が反応してくれることが嬉しいんです。そのおかげで、色々な方と出会えてありがたいですし、嬉しいですし、生きている喜びを感じます。
 
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:もともと海苔の加工などをされていたからこそ、その魅力を伝えられるってこともありますよね。インターネットは見てくれる人は見てくれるけど、直接の反応は受け取りにくい。対面販売は、偶然の出会いがあるから面白いですよね。

:毎日行ってみないと、どんなお客さんがいるか分からないですしね。ドキドキしたり、そういうのを含めていいなって感じます。

:そういうところは劇場と繋がるところがありますね。僕らもその日どんなお客さまがいるのか気になります。お客さんによって全然空気が変わるので。でも僕らは建物の中にいますけど、外なので大変ですよね?

:それも含めて、楽しませてもらっていますね。途中で雨が降ることもあります。ただ、それを含めて商売ですしね。
 

■今後の目標:自分の可能性を広げていきたい。
 
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:毎日どれくらい歩くんですか?

:一日10kmぐらいですかね。日によりますけど。昔の人は当たり前のように歩いていましたから、鍛えれば皆さん歩けるんじゃないかと。毎日歩いているので、鍛えられてだいぶ歩けるようになってきました。

:健康的に働けますね。もともと働いていた時には室内?

:そうですね。なので人との出会いもありませんでした(笑)。

:このスタイルは、これからも続けるのでしょうか?

:そうですね。受け入れられているので、続けたいと思います。人とつながることが魅力だと思います。歩いているからこそ、出会える方がいることを大切にしたいですね。

:最後に、今後の夢や展望を聞かせてください。

:どこまでいけるのか。距離も範囲もですけど、自分自身いつまでやれるかも。自分の可能性を広げていきたいです。

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(取材:制作部・入江恭平、インタビュアー:春日井一平、写真:制作部・坂本彩子)

 
いかがでしたでしょうか?浩司さん格好いいですよねー!ついつい応援してくなってしまうような人柄がにじみ出ていました。

私も実際に買って食べてみましたが美味しかったです!例えば「旨しお海苔」は、余計には味付けをせず脂っこくなく、海苔の旨みを感じさせるというか。白飯に巻いて食べると「おっ!!うまっ!」と自然に笑みがこぼれてきます。ぜひ一度、買いにいってみたらいかがでしょうか?
 
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なんだかお腹減ってきましたね笑。

詳細は、長谷川海苔店までお尋ねください。

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[長谷川海苔店]
清水区矢部町1-13-14
090-9027-5973
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「すぱっく新聞」では、この他にも舞台美術を手掛けたカミイケタクヤさんのインタビュー記事や、北村想さんをよく知る編集者の小堀純さんによる寄稿。俳優紹介コーナーでは、キョウコ役のたきいみきによる直筆メッセージや、「終末世界で生き抜くための必須アイテムは?」のような楽しく読める記事も載っております。

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▲あらすじを手書きするゲサク役の奥野晃士
 
全部手書きなんです…このパソコンが当たり前の時代に。あえて手書き、あ、私たちも時代に逆行してましたね(笑)。

是非こちらからお読みください! → https://spac.or.jp/spacshinbun

ということで今回はこの辺で!
次回もお楽しみに!

執筆:入江恭平 編集:雪岡純

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #1
寿歌ほぎうた
2019年10月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
演出:宮城聰
作:北村想
美術:カミイケタクヤ
出演:奥野晃士、春日井一平、たきいみき

\チケット販売中/
詳細はこちら
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2019年9月6日

【メロス、ラグビーに挑む③】チーム・フクロイーズ!

『走れメロス 袋井編』本番の会場は、袋井市月見の里学遊館に隣接する「月見の里公園」。一面芝生のひろーい広場です!(詳しくはブログ①会場紹介&稽古スタートでご紹介しています。)
実際に走り回って広さの感覚を掴もう!ということで、去る9月2日に静岡芸術劇場のあるグランシップ前の広場にて稽古を行いました。(写真:平尾正志)
 
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▲屋内の稽古場から開放され、みなさんのびのび。
 
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▲思いっきり投げて、蹴って、走って。通行人からは大人ラグビー部と見えていたことでしょう。(笑)
 

さて今回のブログでは、出演者の役どころをご紹介します!

主人公・メロスを演じるのは、ながいさやこ。ラグビーチーム「フクロイーズ」の一員です。
劇中では歌って踊って、投げて走って飛んでと大忙し!
最初はラグビーのルールを全く知らないところからでしたが、いまは毎日ボールに触れだんだんとラガーマンに近づいてきています。

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チームメンバー、泉陽二
高校のときにラグビー部だった泉さんは、休憩中もほかのメンバーに熱心に、そして丁寧にラグビー指導をしています。稽古終わりは写真のとおり汗びっしょりになっていました。

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同じくチームメンバー、牧山祐大
この日誰よりも広場での稽古が嬉しそうで、休憩時間もずっと走り回っていました。
体育会系の部活動並みの運動量なので、最近は毎日の稽古終わりのごはんが美味しく感じるそう。(笑)

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泉さんと牧山さんはとっても仲良しで、劇中にはメロスとの連携プレーがたくさん。
どんなシーンももちろん全力です!
 
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「フクロイーズ」の精神的な柱・キャプテンを演じるのは、若宮羊市
「ハカ」のシーンでは、雄叫びをあげてメンバーを鼓舞します。
王に刃向かったメロスに代わり磔の刑に処され、捕らえられてしまいますが、彼の運命はいかに…!?

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そして邪智暴虐の王・ディオニスを演じるのは、木内琴子
この容姿からは想像がつかない野太い声で、メロスたちを挑発します。
にこにこ笑顔で右手に持っているのは、、?劇中でどんなふうに使うのか、本番までのお楽しみ!
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★ 木内がナビゲーターを務めるリーディング・カフェを袋井メロープラザで開催 ★

木内琴子は、SPAC「秋→春のシーズン」3作目『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』にも出演。今週末9月8日(日)に袋井メロープラザにて行われる、リーディング・カフェのナビゲーターを務めます。20世紀ドイツ最大の劇作家ベルトルト・ブレヒトの代表作『セチュアンの善人』の魅力を、参加者の皆さんと一緒に読み解いていきます。
まだまだ参加ご予約受付中です!ご予約はメロープラザ サポータークラブ(0538-30-4555)まで。

*詳しい開催情報はこちら
*「秋→春のシーズン」詳細はこちら

 
天候に恵まれアツいなかでの稽古でしたが、あっという間に陽は落ち稽古はおしまい。
その後も俳優のみなさんはボールが見えなくなるまで自主稽古を重ねていました。

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ここからさらに作品を立体的に作り上げていきます!
次回ブログでは、作品のおおきな要素のひとつ、音楽チームをご紹介します。

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ふじのくに野外芸術フェスタ2019 in 袋井
『走れメロス 袋井編』
2019年9月21日(土) 11:00 / 15:00開演
会場:月見の里公園 ※雨天決行
無料・予約不要
上演時間:約40分(予定)

構成・演出:山田裕幸(ユニークポイント)
原作:太宰治
出演:泉陽二、木内琴子、ながいさやこ、牧山祐大、若宮羊市

詳細はこちら
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【メロス、ラグビーに挑む】これまでのブログ

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