第5回中部高等学校演劇研究会秋季公演が、静岡芸術劇場にて開催されました。
9月21日(日)は、ノンコンクール参加作品として、
●清水西高等学校『ワライダケ』
●島田学園高等学校『正義と悪と・・』
●常葉学園橘高等学校『クロスロード』
●静岡女子高等学校『ナツヤスミ語辞典[21世紀版]』
●島田工業高等学校『ワールド・エンド』
9月27日(土)・28日(日)は、コンクール参加作品として、
●静岡東高等学校『桜井家の掟』
●焼津水産高等学校『栞』
●大井川高等学校『Fermata』
●静岡学園高等学校『トシドンの放課後』
●静岡高等学校『夏の庭』
●榛原高等学校『流れ星の作り方』
●静岡城北高等学校『時計の針を進めましょう』
●静岡市立商業高等学校『Is―アイズ―』
が上演されました。
この秋季公演では、高校演劇部の皆さんに、静岡芸術劇場での上演を通して、よりレベルの高い舞台作りのスキルを獲得してもらうために、プランの打合せからSPACのスタッフがアドバイスをおこなっています。
静岡芸術劇場という大舞台での舞台づくりも4年目となる今回、どの学校も確実にレベルアップしてきています。前回参加した時とは比べものにならないほど役者、スタッフの力が上がった学校もあり、その舞台成果にスタッフも大変驚きました。
コンクールでは、SPAC文芸部の演劇評論家・大岡淳が審査員として各校の講評と今後の課題について、ノンコンクールでは、打ち合わせの段階から立ち会ってきたSPAC技術スタッフがイメージの具体化、リハーサルの進め方を含めて講評を行ないました。また「合評会」では、演劇部OBOG、客席の皆さんからの意見を含めた議論が活発に行なわれ、彼らの今後の活動の糧になることと思います。
27日・28日のコンクールでの、最優秀校1校、優秀校1校が大岡淳(SPAC文芸部)の審査によって決定いたしました。
この2校は11月15日・16日に行われる県大会に出場いたします。
最優秀校
静岡高等学校 『夏の庭』
優秀校
静岡市立商業高校 『Is―アイズ―』
今回の公演をさらにパワーアップさせて頑張ってほしいと思います。
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この静岡芸術劇場での高校演劇も4年目を迎えました。初年度に出会った生徒はもう学校を卒業し、それぞれの道を歩んでいます。そして不思議なもので、代替わりしても各学校のカラーというものはあります。先輩達が残した財産を受け継ぎ、新たな課題と向き合いながら、確実に成長しています。卒業生の中には、その後もSPACに足を運び、元気よく声を掛けてくれる人たちもいて、彼らの存在は現役生にとってだけでなく、私たちスタッフにとってもとても励みになっています。
下の写真は、公演を終えたばかりの現役生と演劇部OB、SPACスタッフの記念写真です。終演後、現役生が送ってきてくれました。ここが青春の場所!という感じが溢れているいい写真でしょ。