◆演奏稽古がはじまりました!
あっという間に梅雨が明け、シアタースクールの稽古も今日で6日目。段々と本格的になってきました。
稽古開始は、まずSPACの俳優たちも必ず行っているトレーニングから。
「スズキ・トレーニング・メソッド」と呼ばれる、SPAC初代芸術総監督の鈴木忠志が考案した俳優訓練法をもとにしています。
これによって「舞台に立つためのからだ」をつくっていきます。
今回の『十二夜』では、演技だけでなく楽器の演奏も行います!
この週末からは演奏稽古もはじまりました。
自分のことだけに集中するのではなく、全体の音・テンポを聴きながらリズムを刻んでいかなければなりません。
今はまだバラバラですが、これからみんなでひとつの“空気”を作っていきます。
アシスタント俳優のお手本を見て聞いて、リズム感を身につけます。
これは冒頭の大事な“ある音”を演出するための手作りの楽器。
他にもいろんな楽器を組み合わせて演出を盛り上げていきます。
◆舞台美術に期待大!?
これまでのシアタースクールでは、大きな舞台美術を造ることがあまりありませんでしたが、今年は少し高さのある舞台になるようです!
舞台監督を務める降矢より、静岡芸術劇場の模型や、リハーサル室床面に貼られた“バミリ”(美術が置かれる位置が示されたテープのこと)を使って、完成後のイメージについて説明がありました。
みんなワクワクした表情で模型をのぞきこんでいました!舞台に立って練習する日が待ち遠しい様子。
◆『十二夜』ってどんなお話?
<あらすじ>
双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラは、船旅の途中、嵐にあって生き別れてしまう。イリリアの街に流れ着いた妹ヴァイオラは身を守るために男になりすまし、シザーリオと名乗って公爵に仕える。
ヴァイオラはひそかに公爵に恋心を抱くが、公爵は求婚相手のオリヴィアに夢中になっている。公爵はオリヴィアのもとへシザーリオ(ヴァイオラ)を使いに出すが、オリヴィアは男装したヴァイオラに恋をしてしまう。
恋の三角関係がこじれていくなか、生き別れた兄セバスチャンがイリリアの街を訪れ……。
『十二夜』は、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作のドタバタ喜劇です。
1601年から1602年頃に書かれていて、日本で言えば江戸時代にあたります。
そのため台本に使われている言葉遣いは、現在使っているものよりも、古めかしい・難しいところが多くあります。
子どもたちは台本に読み方を書き込みながら、稽古に励んでいます。
まもなく発表会のチラシも出来上がります! お楽しみに!
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SPACシアタースクール2018
『十二夜』
演出:中野真希
原作:ウィリアム・シェイクスピア
出演:静岡県内の中高生
8月17日(金)17時開演
18日(土)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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