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2019年7月10日

【シアタースクール通信2019 #1】 開校です!

 7月6日(土)よりSPACシアタースクール2019が始まりました。シアタースクールは、学校では触れる機会の少ない演劇の面白さ・奥深さを知ってもらうことを目的として2007年にスタートし、13回目となる今年は41名のメンバーが集まりました! これからこのブログで日々の稽古風景やスタッフ紹介などをお届けしてまいります。約1ヶ月間、どうぞよろしくお願いいたします!

◆稽古初日の様子
 稽古初日は自己紹介をしたほか、身体をほぐすストレッチ・エクササイズや発声の練習をしました。後半には今回取り組む作品『オフェリアと影の一座』の台本をみんなで読み合い、演出の中野真希からは「それぞれ声が違う楽器だと思って、声の違いも楽しんで」と呼びかけがありました。
 
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稽古のはじめにストレッチを行います。
1時間ほどかけて、身体の各部分を念入りにほぐし、温めます。
 
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正しい発声の仕方についてレクチャー。
正しい姿勢で、身体の重心点〈丹田(たんでん)〉を意識していくことが大切です。
 
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トレーニングの様子。
手の指先を広げながら声を出すことによって、感覚を開いていきます。
 
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台本読みの様子。
1セリフずつ読んでいく時のまなざしは、真剣そのものです!
 
◆演出・中野真希からのメッセージ
毎年言っていることですが、ここは他人の集まりです。違う考えや価値観を持った人が集まっています。「こんな人がいる」「あんな面白い人がいる」というように、みんなの個性が輝く作品にしたい。他人と違うということを楽しんでください。
またそのために「人との距離感」についても考えてみてください。「違い」を楽しむために、適切な距離を保ちながらやっていきましょう。
 
◆クイズコーナー:その1 ~作家について知ろう!~
『オフェリアと影の一座』を書いたのはミヒャエル・エンデ(1929-1995)という児童文学作家です。この作品では「町のささやかな劇場」が舞台となりますが、エンデ自身、若いころには演劇にのめり込み、劇作家を目指して演劇学校に通っていました。空想(ファンタジー)の力を信じ、現代社会を批判的に描く彼の作品は、あらゆる国・世代で読み継がれています。
さて、そんなエンデに関してクイズです。

Q1:エンデの出身地はどこでしょう?

Q2:「時間どろぼう」が登場するエンデの代表作はなんでしょう?

Q3:これまでにSPACで上演されたことのある他のエンデ作品はなんでしょう?

答え合わせは次回のブログで!
みなさんも、ぜひ色々と調べてみてください!
 
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SPACシアタースクール2019
『オフェリアと影の一座』
構成・演出:中野真希
原作:ミヒャエル・エンデ
出演:静岡県内の中高生
8月17日(土)・18日(日)16時開演
会場:静岡芸術劇場
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