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2020年1月8日

【レポート】第6回SUAC×SPAC連携事業「ワークショップ研究会」開催の様子

2019年12月6日、静岡文化芸術大学内・文化芸術研究センターにて、第6回静岡文化芸術大学×SPAC-静岡県舞台芸術センター連携事業「SPAC俳優片岡佐知子&関根淳子による現代劇 実演-ワークショップ研究会」を開催しました。今回のワークショップには、大学生だけでなく近隣の高校生も参加してくださり、また静岡市や袋井市からも一般の方が見学に訪れてくださいました。
 
まず片岡佐知子さんによる俳優の基礎トレーニングのレクチャーワークショップが行われました。重心を意識して呼吸したりジャンプしたりするワーク、「指を広げ」身体をひらいていくワーク、「ホー」という声を使ったワーク、スズキ・トレーニング・メソッド2番、シッティング スタチュー、スタンディング スタチューがレクチャーされました。
 
スタチューではブレスやポーズを意識しながら、マクベスの名台詞「明日、また明日また明日と・・・」を声に出すワークも行いました。参加者は初めて体験する基礎トレーニングでの身体の動かし方、声の出し方に驚いていました。
 
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次に関根淳子さんによるワークショップでは、『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』などのワンシーンの台本(楽器演奏指示付)が配られ、各グループごとに短い時間で稽古をおこない、楽器演奏とともに実演するワークが行われました。
 
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参加者からは「演劇系のワークショップに参加するのは初めてでした」「SPACについて知ることができて良かったです」「また参加してみたいです」といった声があり、見学者からは「今回は見学でしたが、次に機会があれば参加します」「2人の先生の体の動きに驚きましたし、その指導力もすばらしいと感銘しました」という感想をいただきました。
 
 
その後、梅若猶彦教授による指導のもと静岡文化芸術大学の学生が創作した小作品『ありふれた心中』、『戯れ』の2作品が発表されました。
 
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片岡佐知子さんと関根淳子さんは「発表された小作品を今後ふくらませ、ちゃんとした作品として発表されることに期待します」と講評し、見学者からは「とても良かった。短い間によくここまで完成させたと感心しています」「学生さんたちの頑張りはすばらしかった」といった感想をいただきました。ワークショップのみで終えることなく、学生が大学で学んでいる成果を近隣の一般市民、高校生に観ていただく良い機会ともなりました。
 

髙林利衣(SPAC制作部)