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2021年10月7日

おとな と こども のための 『みつばち共和国』

あなたはミツバチを見たことがありますか?


 
花にあつまるミツバチを見かけたことがある人もいるでしょうし、かわいいキャラクターのイメージがまずうかぶかもしれません。「チクっとされそう」「こわい」そんなイメージもありますよね。
森や畑、そして街にも!私たちのそばにミツバチはいて、ミツをもとめて飛びまわっています。そう、秋の今も。春ほどではないけれど、冬をすごすためのミツあつめをしているんです。

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『みつばち共和国きょうわこく』を作ったセリーヌ・シェフェールさんも、ジーッとミツバチを観察かんさつしたり、巣箱すばこを見に行ったり、1年ががりで自然を見つめ、写真や映像、音をあつめたりしました。

フランスの巣箱は色もあざやか!
 
セリーヌさんがはじめて巣箱を見に行ったときに、「巣箱ってこんなにいろんな音がするんだ」「これだけの熱を発しているんだ」とおどろき、「巣箱そのものが生き物みたい!」と感じたんだそうです。そこで、作曲をしてくれる人と話して、巣箱の中にマイクを置いて、ほんとうに巣箱の中で鳴っている音をつかって音楽を作ることにしました。巣箱の中で鳴っている“水の音”、ほんものの女王バチの“声”、それらがもとになって舞台ぶたいの音楽ができています。

花の写真とミツバチのイラストの切り絵を組み合わせたイメージ
 
また、もともと写真を撮るのが好きだったセリーヌさん。フォトアルバムの中には、月やヒナゲシ、山の風景など、自然の写真がたくさん入っていて、この作品を作るときに「あの写真をまさにつかうべきだ!」と思ったんだとか。さまざまな風景を1年をかけて撮影さつえいして、作品のなかで季節のうつりかわりを表すのにつかっています。

   

 
こんな風に、ほんもののミツバチの巣箱や、まわりの自然を見つめて作られたこの作品では、ミツバチがどんなふうに「生活」しているかも知ることができます。
たとえば、始まってすぐ、女王バチの「旅立ち」シーン。これは「巣分かれ」、専門の言葉では「分蜂ぶんぽう」といわれる行動で、春に新しい女王バチが生まれるころ、前からいた女王バチは巣の中の半分の働きバチとともに、あたらしいお家をさがして引越しをするんです。そんなミツバチのふしぎな生活を、ポエムのような美しい言葉で表しているのもこの作品もおもしろいところです。

 

(左)「ミツバチの巣分かれ」のシーン、(右)「結婚飛行」のシーン
 
・・・でもその引越し、一体だれがきめているのかしら?

そんなハテナを持ちかえって、本やインターネットでしらべてみるのもおもしろいですよ。自然の音と風景、そしてミツバチの生活。おとなもこどももぜひお楽しみください。

文:制作部 坂本彩子

 

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SPAC秋→春のシーズン#1
『みつばち共和国』

メーテルリンク作『蜜蜂の生活』に基づく
作・演出:セリーヌ・シェフェール
日本語台本:能祖將夫
出演:たきいみき、永井健二、仲村悠希、木内琴子(声の出演)

<静岡公演>
2021年10月2日(土)、3日(日)、9日(土)、10日(日)、23日(土)、24日(日) 各日14時開演
会場:静岡芸術劇場(グランシップ内)

<下田公演>【下田市制50周年記念】
2021年11月27日(土) 14時開演
会場:下田市民文化会館 大ホール

☆一般公演は各日関連企画あり!☆ 詳細はこちら
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