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2022年4月5日

【SPAC演劇アカデミー】1期生の声

2021年度よりスタートしたSPAC演劇アカデミー。
今回のブログでは、その活動を終えたアカデミー第1期生たちの感想を報告します。
約1年の活動を通して何を感じ、何を得たのか・・・。
 

・高校は粒ぞろいの生徒が集まっていて、狭い世界だと感じていた。アカデミーは、バックグラウンドも性格も自分とは異なる人が集まっていて、普通の高校生活では絶対に味わえない貴重な体験ができた。

・高校3年生での参加で、受験生でもあった。応募した時は進路も決まっておらず不安だったが、アカデミーでは演劇や芸術のことだけでなく、進路相談もしてくれた。そのおかげで今がある。
 

▲「ふじのくに⇄せかい演劇祭」の感想を話している様子。
それぞれ何がよかったのか、分からなかったのかを話しました。

 

・アカデミー合格の連絡が来た時は、私自身が人見知りでコミュニケーションを取るのが得意ではないので友達ができるか不安でした。参加してみるとみんな優しいし、気が合う仲間がたくさんできました。
また私はアカデミーに参加するまで演劇をやったことがなく、他のアカデミー生から刺激を受け、今は少しは見られるぐらいにはなったかなと思います。
この1年間たくさんの刺激があり、価値観が変わりました。

 

▲『三原色』も寺内の演出の下、みんなで話し合いながらつくっていきました
 

・アカデミー生になって、たくさんのプロの人たちと出会い、経験を積んでいくうちにやるべきことははっきりしていることがわかった。自分の夢を応援してくれる人や支えてくれる人に出会えたので、自分を信じて前進していけばなんらかの形で夢は叶えられると感じた。

・この1年間あっという間で充実した1年だった。ミュージカル映画で学ぶ英語では、何とか英語を喋ろうと単語だけでも伝えるようになったし、教養を受けて、勉強に興味を持つようになった。この1年で視野が広がった。
 

▲「ミュージカル映画で学ぶ英語」の様子。
夏の集中講習ではグループに分かれて英語でプレゼンを行いました

 
・知識や演劇の技術だけではなく、1つの目標にみんなで向かっていくことの大切さ、仲間がいることの大切さを学んだ。
「『教養の書』を読む」では、普段なら絶対手を出すことのないような本を読んで、生きていく上で何が大切なのかわかった。
「ミュージカル映画で学ぶ英語」では、映画も洋楽も今まで触れてこなかったがこの授業のおかげで触れてみようと思えた。

・今まで大勢がいるところだと気がついたことがあっても言えなかったりしたけど、アカデミーでは勇気を出して言ってみた。そうしたらみんな受け入れてくれて、これからも自分の意見は勇気を出して言ってみようと思えた。


▲座学の授業はオンラインでの参加も可能とした。
 

・今まであまり考えて演技をすることをしてこなかったが、アカデミーでは考えることが大切で自分の錆びてしまった考える力を講師陣の言葉がやすりとなり、磨いてくれた。
アカデミーでは学校や他の活動とは違い、自分の考えをわかってくれなくても肯定してくれたので自分は生きていていいんだという感触を得た。このアカデミーは自分を成長させてくれる場だった。

・アカデミーで世界が広がった。色々な意見があり、1つの事柄に対して答えは1つではなく、いくつもあるということを意識して考えるようになった。
 

▲『三原色』の稽古の様子。
色々なことを試し、登場人物の距離感などを確認したりしました

 
・このSPAC演劇アカデミーを物に例えるなら『宝石箱』。講師の方が話してくれる言葉1つ1つ、アカデミーの活動の1つ1つ、仲間と話す1秒1秒が1つの貴重な宝石のようなもので、それらのおかげで人生が変わった。
1年前、ポスターを見てやってみよう!と思った自分を褒めてあげたい。

・アカデミーに入って、みんなと出会って、みんなそれぞれ夢を持っていてキラキラしていた。自分はそっち側の人間にはなれないと思ったし、なろうともしなかったがアカデミーの活動を通し、自分からいかないとなれないことに気がつき、励まされた。このアカデミーで自分のこれからの道が見えてきた。
 

▲海外のアーティストとも交流し、英語で質問をしているアカデミー生もいました
 
・挑戦の1年間だった。挑戦することは不安で怖いし、苦しいこともあったがやってこられたのは尊敬できる仲間がいたからこそ。いろんな人やものに影響され、助けられていることを実感し、改めて周りに人がいることに感謝することができた。この1年間で学んだこと、できるようになったこともたくさんあるが、課題や疑問などアカデミーの活動後に残るものがたくさんあり、これからにも繋がっていく意欲をもらえた。
 

・演技だけでなく、演劇史についても学び、興味を持てた。
英語の授業では難しさを感じながらも海外のものに触れたことで海外を視野に入れるようになった。

 

▲SPAC文芸部・大岡淳による演劇史の授業の様子
 

・あまり関心のなかった教養、少しでも話せるようになりたいと思っていた英語、自分の力を試したいと思っていた実技をじっくりやっていき、自分のエネルギーになっていくのを感じられた。

・最初は演劇に対する熱もそんなになかったような気がするが、アカデミー生の皆や講師陣、制作スタッフと接するうちに演劇が大好きになった。思うようにできなくて悔しい思いもしたが、今はそれもいい経験。大人になってたくさんの経験を積んだ時にやっぱり“演劇”だと思った日が来たら必ず静岡に帰って来たいと思う。
 

演劇アカデミーの活動を通して、1期生のみなさんにとって実りある1年だったようです。
1期生の今後は、これからも演劇を続ける人、別のジャンルで表現をする人、表現する側から離れる人と様々です。
活動は終わってしまいますがそれぞれの場所で活躍してくれることを願います!

現在、アカデミー2期生を募集しています。
1期生の声を聞いてアカデミーで活動してみたい!と思った方はぜひ応募してみてください。
次に世界へはばたくのはあなた!
ご応募お待ちしております。
 
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