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2023年7月20日

【シアタースクール2023の伝記#1】シアタースクール2023、ついに開校しました!

7月8日(土)、SPACシアタースクール2023が始まりました。シアタースクールは、静岡県内の中高生とその保護者の方々に、学校では触れる機会の少ない演劇の面白さ・奥深さに触れてもらうことを目的として、2007年にスタート。17回目となる今年は、県内各地から20名のメンバーが集まりました! これからこのブログでは、今年の上演作品である『グスコーブドリの伝記』にちなんで「シアタースクールの伝記」と題し、日々の稽古風景をお届けします。どうぞよろしくお願いいたします!
 
まずはシアタースクールに参加するSPACメンバー、参加者が集まり自己紹介をしました!

その後、班に分かれてコミュニケーションを取っていきます。初めてシアタースクールに参加する方もいましたが、皆さん積極的にお話していきます。稽古場は和やかな雰囲気に包まれていました。

そしてSPAC俳優も実践しているトレーニングをおこないました。
稽古始まりの時とはうってかわって真剣な表情で取り組んでいました。
普段の生活では意識していなかった身体の先まで感覚を広げ、より外からの情報を受け取れるようにします。最初はすぐにできないかもしれませんがこれからトレーニングを重ねて自分の身体が変化していく様子を実感できるのも稽古の楽しみですね!

(左)トレーニング「指広げ」の様子/(右)トレーニング「歩行」の様子

 
稽古後半には今回上演する『グスコーブドリの伝記』の原作を読み合わせました。
SPAC俳優がスクール生のエネルギーを受け取って動いていきます。ただ「声に出して読む」のと「声に出して届ける」の違いや難しさを感じながら一生懸命取り組む姿に今回の舞台への期待が高まります♪
 
今年のシアタースクールではインターン生として井上萌さんもチームに参加しております!
このブログ連載では井上さんから見た、シアタースクールもご紹介していきます♪

初めまして!今回インターンシップでシアタースクールに携わらせていただいております、井上萌と申します。
私は2017年から2019年まで、3年間シアタースクールに参加していました。私にとってシアタースクールは、演劇の楽しさを教えてくれた場所。そんなシアタースクールに再び関わることができて、とても嬉しいです!
7月8日から、2023年度のシアタースクールが始まりました!参加者たちは初対面とは思えないほどあっという間に打ち解け、休憩時間には楽しく談笑する姿も見られました。
また、第1週目から、さっそくスピーカーとムーバーに分かれての稽古が始まりました。スピーカーとムーバーは 2人以上で1役を演じます。私も過去にムーバーを担当したことがありますが、どうしたら「1つの役」に見えるのか、どのようにスピーカーと息を合わせればいいのか、かなり苦戦した記憶があります。しかし、今年の参加者たちはまだ第1週目であるにも関わらず、さらっとこなしていて、「すごい!かっこいい!」と思いました…!ここからさらにどんな成長を遂げるのか、今から楽しみです!

 
次回もスクール生のひと夏の「演劇」という冒険を追っていきます!
どうぞお楽しみに♪

(制作部・佐藤飛子)


SPACシアタースクール2023 発表会
『グスコーブドリの伝記』

演出・脚色:中野真希
原作:宮沢賢治
出演:静岡県内の中学校1年生から高校3年生/20名
8月19日(土)、20日(日)各日16時開演
会場:静岡芸術劇場
★公演詳細はこちら

🌻おまけ🌻
今回の上演作品『グスコーブドリの伝記』の作者である宮沢賢治のことばを紹介していきます♪

「求道すでに道である」 (『農民芸術概論綱要』より)

今の、皆さんの感じ方で、咀嚼してみてください。