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2023年12月3日

SPAC演劇アカデミー3期生 磨かれていく日々

日々、学びと発見の毎日を送っているアカデミー生。
今回は9月、10月の活動の様子をレポートします!
 
【実技】
授業の始まりは、ストレッチとトレーニングから。
SPAC俳優が行っているトレーニングの他に、講師独自のストレッチを行います。
最近では講師の寺内より、ヨガの「太陽礼拝」を教えてもらいました。


▲太陽礼拝

身体表現では、ペアになり向かい合って鏡に映ったように動くミラーリングや、何人かで一緒に歩き、お互いの意思疎通で方向転換をしたり、出されたシチュエーションによって歩き方を変えるワークをしました。


▲ミラーリング(写真上)、歩くワーク(写真下)

創作活動では、3月の成果発表会に向けて、まずは作品と出会うということからスタート。
美しい日本語に触れて欲しいという寺内の想いもあり、三島由紀夫の『葵上』、『三原色』、『卒塔婆小町』を読みました。
丸読み(読点ごとに交代する読み方)で読んだり、役ごとに読んだりと読み方を変えながら何度も読みました。
難しい言葉も出てきますが、寺内が作品の解説とともに言葉の意味も丁寧にレクチャーしていきます。


 
【ミュージカル映画で学ぶ英語】
『RENT』の中で好きなキャラクターをそれぞれ選び、そのキャラクターのメインナンバーを課題曲としています。
映像を見てアクセントや脱音などを確認し、歌いました。


▲「One Song Glory」のシーンを確認中

また、グループに分かれて「You’ll see」という曲を再現。
最初は自分のパートの歌詞を読むことだけで必死でしたが、だんだん身振り手振りを加えながらパフォーマンスを行うようになりました。


 
【「教養の書」を読む】
「教養とは何か」「教養への道」について書かれているセクションを読みました。
一見難しそうではありますが、映画『トゥルーマン・ショー』や『ひょっこりひょうたん島』などの映像を観ながら楽しんで読んでいる様子です。
講師のわかりやすいレジュメも理解を助けてくれています。


▲映画『デイ・アフター・トゥモロー』に登場する教養人の解説
 
【小論文】
「オンライン授業」をテーマに小論文を書きました。
オンライン授業の方が通学の負担がない、繰り返し視聴できる、どこでも参加ができ、どこにいる人ともつながることができるなどのメリットがありつつも、モチベーションが下がりやすい、出欠が確認しづらいなど問題点もあがりました。
実際にコロナ禍でオンライン授業を経験したアカデミー生も多く、その経験も踏まえながらどのような授業の方法がよいかをそれぞれに考えて書きました。


▲アカデミー生が書いた小論文を講評している様子
 
【『伊豆の踊子』観劇】
SPACでは、毎年秋から春にかけてシーズン作品を上演しており、アカデミー生はプログラムの一環として観劇します。
今年度の秋→春のシーズンの第1作品目は、川端康成の『伊豆の踊子』。
終演後には、演出の多田淳之介、書生を演じた山崎皓司、実技の講師でもある出演者の布施安寿香との座談会を行い、観劇しての感想を伝えたり、疑問に思ったことを質問したりしました。
夏に『伊豆の踊子』の稽古を見学していたアカデミー生は、その時との違いを見つけていました。
座談会後、『伊豆の踊子』の稽古場にお邪魔し、その日の公演の振り返りや稽古の様子を見学し、ブラッシュアップしていく創作過程を目の当たりにしました。


▲演出の多田さん(写真左上)、俳優の山崎さん(写真中央左)、布施さん(写真中央右)との集合写真
 
【『マハーバーラタ』稽古見学】
10月15日に、東京芸術祭2023にて上演した『マハーバーラタ』の稽古を見学しました。
演奏で出演している、実技講師の寺内の俳優としての姿を間近で観ることができました。
今回の舞台は主舞台を横から観る席もあり、アカデミー生は色々な角度から作品を観て、楽しんでいました。

また、10月22日には、その日の公演が終わったばかりの寺内と中継を行い、会場の様子を教えてもらいました。
画面越しではありましたが、会場の後ろには東京駅があり、歩道からも見える舞台、装置や衣裳が置いてあるテントを見て驚いている様子でした。

アカデミーの活動も約半年が過ぎました。
講師の俳優としての姿に接したり、新しいワークを行ったりすることが多かった2カ月。
アカデミー生の感性はどんどん磨かれているのではないかと思います。
11月からは成果発表会に向けての稽古がスタート!
他の授業も折り返しとなります。

(制作部・北堀瑠香)

 
★「SPAC演劇アカデミー」とは
「世界にはばたけ、teenagers!SPAC演劇アカデミー」は、2021年度に開校した高校生対象の1年制の演劇塾で、<世界で活躍できる演劇人>を目指す若者の感性を育むことを目的としています。劇場に通いながら、SPACの創作現場の“熱”をじかに感じられる環境の中で、少数精鋭の高校生たちが切磋琢磨する──そんな場をつくります。SPACの俳優・スタッフらによる指導のもとで演劇を学び、名作戯曲の上演に向けての稽古に取り組むと同時に、教養・英語・小論文の学習にも力を入れ、思考力・対話力を身につけていきます。詳しくはこちら

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