前回は『スガンさんのやぎ』のお話をしょうかいしました。自由を求めて、オオカミも恐れずに山へと飛び出したスガンさんの子やぎ・ブランケット。あれ?このお話、どこかで聞いたことがあるぞ。あっ、そのお話、絵本で読んだことがあるよ!と思った君、そうです。このお話は、アルフォンス・ドーデさんというフランスの小説家が、今から150年くらい前に書いたのですが、フランスでは今や誰もが知っているお話。もちろん日本語にも訳されています。日本で読める絵本をさがしてみたら、少し調べただけでも4種類もありました。おとぎ話らしいかわいらしい絵本もあれば、本当のやぎや森を思わせるようなものまで。絵を見くらべてみるだけでも、楽しそう。
静岡芸術劇場で上演される『スガンさんのやぎ』は、ドーデさんが生まれ育ったフランスのカーン国立演劇センターという劇場で作られました。今回はるばる海を越えてやってきます。スガンさんの子やぎ「ブランケット」は、お話しの中でとってもかわいいと言われていますが、ぶたいではいったいどんなすがたなのでしょう。今日はちょっとだけ写真をお見せしますね。
(C)Tristan Jeanne-Valès
みんなに前回そうぞうしてもらったブランケットと比べてみて、どうかな?
こんなかわいいブランケットを待ちきれないみんなのために、SPAC(スパック)では絵本の『スガンさんのやぎ』を読み聞かせする「おはなしかい」を行うことにしました。
★『スガンさんのやぎ』おはなしかい★
原作 ドーデ 絵 エリック・バテュー 訳 とき ありえ 西村書店
「おはなしかい」では、SPAC(スパック)の俳優(はいゆう)木内琴子(きうちことこ)が、エリック・バテューさんが描いた「スガンさんのやぎ」の絵本を読みます。それに合わせて俳優(はいゆう)吉見亮(よしみりょう)が音楽をつけます。
●日時:7月30日(土) 10:30~11:00 / 16:00~16:30の2回
場所:グランシップ2階 えほんのひろば
料金:無料(むりょう) 予約はいりません
●日時:7月31日(日)12:00~12:30
場所:静岡市立日本平動物園 ふれあい館
料金:無料(むりょう)(ただし大人は動物園入場に500円が必要です)
予約はいりません
動物園での「おはなしかい」では、ほんもののやぎさんの近くで『スガンさんのやぎ』を読ませてもらえることになりました!!どんなおはなしかいになるのか、ワクワク、ドキドキです。やぎさんを見て、お話を聞いて、それからやぎさんをまた見てみましょう。何か見え方がちがってくるかな?
みんな、遊びに来てね!!