こんにちは。制作部の荒井洋文です。暑い日が続きますがみなさんお元気ですか?
今日は静岡芸術劇場の制作室から青々とした富士山が見えました。夏に富士山が見えるのはめずらしいですね。
SPACでは暑さにめげず、今後の演目『オフェリアと影の一座』、『タカセの夢』、『病は気から』、『ロミオとジュリエット』の稽古が着々と進んでいます。次の静岡芸術劇場での公演は8月12日(日)のSPACシアタースクール2012夏『オフェリアと影の一座』です。みなさんお楽しみに!
さて、静岡芸術劇場は公演がない日も1階ロビースペースは開放しています。(10:00~18:00、8月27日~30日と年末年始を除く) そこで今日はそこで今日は静岡芸術劇場1階ロビーの楽しみ方をご紹介します。
まず、劇場に入って右手の情報スペース。
主に舞台芸術関連のチラシを置いています。静岡県内はもちろん、東京や関西圏の劇場や劇団から演劇・ダンス・ワークショップといったチラシが届いています。夏休みのお出かけ情報をこちらでゲットしてはいかがでしょうか。
奥には図書スペースがあります。数は少ないですが、舞台芸術関係の書籍や雑誌が並んでいます。
「チェーホフ全集」、「シェイクスピア全集」、「テアトロ」、「悲劇喜劇」のバックナンバーなど。SPACが公演の度に発行している「劇場文化」のバックナンバーも置いています。漫画「ガラスの仮面」も24巻まで揃えていますので、ソファでくつろぎながら読み込んでみてはいかがでしょう。
私がお勧めしたいのは、「化石探し」。
静岡芸術劇場の一部の壁と床面には大理石が使われています。よーく探してみると結構な数の貝の化石が見つかります。写真Aは「ネリネア」という巻貝です。ネリネアは中生代ジュラ紀に繁栄した巻貝の一種で、複雑な内部構造が特徴です。写真Bは「イチエリア」(巻貝)のようです。中生代ジュラ紀といえば、約2億1200万年~約1億4300万年前。ギリシア悲劇の歴史が約2500年前ですからスケールが違いますね。
私達は太古の地球に包まれながら演劇を行っているわけです。私は時に化石に見とれてしまうことがあります。その断面から実際の姿を想像したりするのは実に楽しいものです。小学生のみなさんには、夏休みの自由研究の題材にもなるでしょう。めずらしい化石を発見したら是非教えてほしいです。
気軽に遊びにいらしてくださいね。それでは、夏バテをしないようにお気をつけください。劇場でお会いできると嬉しいです。