2017年11月20日

『変身』日記2017 #7 ~第1週を終えて~

Filed under: 『変身』2017

変身』公演第1週が無事に終了しました!
一般公演も土曜日、日曜日ともに大好評をいただきました。

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お客様からは

・美しく 心の底からの本物の“悲しみ”が湧き上がってくる、そんな舞台でした。
・「毒虫」の表現が新鮮で、とてもおもしろかったです。
・目を離せない時間で、音響や話し方、動きにゾワゾワした。
・本当に声がすてきで、特に大高さんの声にほれました。めっちゃカッコよかったです。

などなど、俳優の語りや身体のほか、
音楽・照明・舞台美術などへのお褒めの言葉をいただきました。

また、
・演劇を観るのが初めてでしたが、忘れることのない舞台になると思います。
という嬉しいご感想や、
・身につまされる。最後ちょっと泣きました。
という、共感の声も!!

お客様にとって素敵な観劇体験となったことを
スタッフ一同、とても嬉しく思いながらアンケートを拝読しています。

すでに複数回ご覧になっているお客様からは、
「観るたびにいろんな発見がある!」との声もございます。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
そして、これからご来場いただける皆様、楽しみにしていてくださいね!

週明け21日(火)からは、再び中高生鑑賞事業公演です。
一般の方にもご予約いただけますので、週末がお忙しい方は、
ぜひ平日の公演にお越しください。

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年11月13日

『変身』日記2017 #6 ~本日開幕!~

Filed under: 『変身』2017

SPAC秋→春のシーズン2017-2018 #2『変身』
いよいよ本日開幕!
初日は中高生鑑賞事業公演でした。

今日の生徒さんたちは、
はじめてSPACの舞台を観たという子がほとんどでしたが、
開演すると食い入るように舞台を見つめていました。

グッと引き込まれる語りとスピード感のある動き。
まるで意思があるかのように動き出す舞台装置。
役者の身体と作用しあって高まり合う音楽。

中高生という多感な時期に、
どんなことを感じてくれたのでしょうか。
感想が届くのが楽しみでなりません!

▲このシンプルな台が生き物のようにも見えてきます。

▲このシンプルな台が生き物のようにも見えてきます。

本番のあともみっちり稽古でした。
作品をもっともっと良くするため、
調整・修正を重ねていきます。

きっと千穐楽のころには
さらに違った表情をみせてくれるであろう、
小野寺修二演出の『変身』です。

▲稽古では、緻密な調整を積み重ねていきます。

▲稽古では、緻密な調整を積み重ねていきます。

誰のせいでもない、
どうしたらいいかもわからない、
逃げ出したいけど、逃げ出せない…。

生身の人間が舞台に立つことで、
不条理に巻き込まれる人々の戸惑いや苦悩が
他人事には思えない気がしてきます。

100年前のチェコで書かれた小説を
現代を生きる日本人が舞台にする…。
時代も国も飛び越えて、
私たちにたくさんのことを問いかけてきます。

▲グレゴールがいることを知って、出て行こうとする下宿人。

▲グレゴールがいることを知って、出て行こうとする下宿人。
 そして絶望するザムザ一家。

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【『変身』について考えたいあなたに!オススメ関連企画】
社会学者・大澤真幸と読み解く現代社会の『変身』
12月3日(日)16:30~18:30
詳細はコチラ
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ぜひたくさんの人に観て頂きたい作品です!
ご来場お待ちしております!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
*詳細はコチラ
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2017年11月10日

『変身』日記2017 #5 ~音楽・阿部海太郎さんインタビュー~

Filed under: 『変身』2017

『変身』で音楽を担当していただいている阿部海太郎さんに、作曲家としてこれまでの舞台芸術との関わりについて伺いました。開口一番、「『変身』の再演はすごく嬉しい。」と話す阿部さん。「舞台の中の音楽のあり方」について興味深いお話も伺うことができました。

Umitaro Abe
阿部海太郎(あべ うみたろう)
umitaro_portrait_RyoMitamura作曲家。幼い頃よりピアノ、ヴァイオリン、太鼓などの楽器に親しみ、独学で作曲を行うようになる。東京藝術大学と同大学院、パリ第八大学第三課程にて音楽学を専攻。自由な楽器編成と親しみやすい旋律、フィールドレコーディングを取り入れた独特で知的な音楽世界に、多方面より評価が集まる。2008年より蜷川幸雄演出作品の劇音楽を度々担当したほか、舞台、テレビ番組、映画、他ジャンルのクリエイターとの作品制作など幅広い分野で作曲活動を行う。現在放送中のNHK『日曜美術館』のテーマ曲を担当。2016年に5枚目のオリジナルアルバム『Cahier de musique 音楽手帖』をリリース。 www.umitaroabe.com

 
 
作曲家として活躍するまでの道のり
――どのように作曲を始めたのですか?
小さい頃からヴァイオリンを習っていました。レッスンはすごく厳しくて、使っていたヴァイオリンには涙のあとが…。泣きながら練習していました(笑)。それに比べてピアノは自由だったので、作曲みたいなことをピアノでするのが好きでした。
中学生のときに作曲のレッスンを受けたのですが、「こういうメロディの動きはよくありません」というような理論の勉強ばかりで、自分には合いませんでした。自分の考える作曲とは全く真逆の世界で、すごくショックを受けたのを覚えています。作曲の勉強をするよりも、たとえば音楽史や民族音楽とか、音楽についての知識を深める方が、自分にとっては糧になるような気がして、大学では楽理科という音楽研究をするところへ進学したんです。いわゆる作曲はほとんど独学ですね。いまも勉強し続けている気持ちです。

――舞台音楽の作曲をするようになったのはどうしてですか?
「こんな作曲家になりたい」と強烈に思ったきっかけは、映画音楽でした。高校時代に色々な映画を観ていたんですけど、特にヨーロッパの古い映画は音楽の使い方も、音楽自体もすごく面白い。何かのためにデザインされた音楽というのか、ただ音楽をつくるだけじゃなくて、音楽がどういう風に立ち現れてくるかということですかね。劇伴(演劇や映画に使われる音楽)でしか出来ない表現にすごく興味を持ったんです。大学時代には友達の映画とか小さいお芝居とか、自分が専攻していた音楽研究とはまったく別のところで作曲もしていました。
大学での研究は「音楽とは何か」を考える哲学的なことだったので、これはもう一生かかっても答えが出ない。そういうことを自分自身の問題として抱えていけたらいいなと思ったときに、作曲をもうちょっとやりたいと思ったんです。

留学から帰った頃、縁があり蜷川幸雄さんが演出する『エレンディラ』という舞台に、音楽アシスタントとして飛び込みました。音楽はイギリスの作曲家・マイケル・ナイマンさん。僕自身、舞台も好きだったし、ナイマンさんのことも尊敬していたので、良い勉強になると思ったんです。でも、そのときは本当に大変な思いを…2人の間で板挟みになって…(笑)。
稽古の合間に、蜷川さんが僕のアルバムを聴いてくれて、2008年の『リア王』という作品からたびたび音楽を手掛けさせてもらうようになりました。

蜷川さんに学んだ「舞台のなかでの音楽のあり方」
――蜷川さんの現場はどうでしたか?
怒鳴られながらやっていました…(笑)。その後、約8年間にわたり14作品をご一緒したのですが、最初の2,3年くらいの間は毎回「もう二度とやりたくない、今回だけにしよう」と思っていました(笑)。でも、ちょっとしたタイミングで蜷川さんが「すごいよかったよ」とか、ぽろっと言ってくれるんですよね。
そんなにたくさん蜷川さんとお仕事すると思っていなかったので、分からないものですよね。蜷川さんの現場で積んだ経験から、舞台のなかでの音楽のあり方について理解が深まっていったんです。

――「舞台のなかでの音楽のあり方」というのは?
ダンスとかミュージカルではない、いわゆるストレートプレイ(会話劇)って、究極的には音楽が無くてもいいと思っています。すごく素敵な役者さんが集まっていれば、お芝居だけで成立する。じゃあ、なんで音楽が必要なのか。そこを常に考えています。音楽があることでものすごい効果を生む。そういうときにこそ音楽があるべきだと思っています。

――『変身』初演時の現場はどうでしたか?
音楽は根本的に「言葉ではない世界」なので、今回の『変身』を演出する小野寺修二さんのフィジカル(身体的)な表現にはものすごく共感します。言葉の向こう側だったり、もしかしたら手前であったり、それを立体的に追求していく現場は楽しかったです。「言葉でないもの」でしか得られないイメージとか、「言葉でないもの」の文法でしか辿り着けないものを何か見つけたいと思いながら作曲をしました。
SPAC俳優のみなさんに関しては、独特の作り方をする演出家を前にして、正しくリアクションをできるというのが、すごいなと思いました。「正しく」というのは、正しい答えを出すという意味ではなくて、ちゃんと稽古に臨めるということ。いわゆるストレートプレイの考え方をすると、『変身』は俳優の身体的にものすごく矛盾する部分があるはずなのですが、稽古場で疑問に思ったり矛盾に感じたりすることが出てくると、まずはそれをやってみる。やってみて発見する。そういう姿勢がすごいなと思いました。

写真1104_2

写真1104_3

小野寺さんの想像以上のところに打ち返す
――小野寺さんとの現場で覚えているエピソードはありますか?
小野寺さんにはマイムを舞台芸術として飛躍させようという思いがあって、それは相当大変だったと思うんですよね。みんながまだ持っていないイメージでも、「なんとかそれをやるんだ」って、あの小さい身体から弾丸のようなエネルギーで役者やパフォーマーと対峙して飛び込んでくる。その感じがすごく魅力的ですよね。
同じように僕にも「どういう音楽が必要なんだ」という思いをもって飛び込んでくれて、それがとても嬉しかったです。あとは飛んで来た球を、小野寺さんの想像以上のところに打ち返してやりたい、という思いがある。だから実は『変身』では、何回か僕の方で音楽を変更させてもらっています。
たとえばエンディングのシーンでは、自分が作った曲でしばらく稽古を続けていましたが、「なんか違うんじゃないか」とずっと思っていたんです。エンディングでは、冒頭から一度も出てこなかった音を使って、もうひとつ違う次元に行かないといけない気がして。それで舞台稽古が始まった頃に、小野寺さんに改めて別の音楽を提案しました。
普通、舞台稽古くらいになるとなかなか変更が難しくなるのですが、最後の最後まで色々なチャレンジができたので、自分もあの場面とそのときの小野寺さんとのやりとりをすごく覚えています。

写真1104_4
▲エンディングのシーン。オルゴールが儚く鳴っている。

――『変身』をご覧になるお客さんへメッセージをお願いします。
カフカの『変身』は男が虫になるお話として有名なのに、小野寺さんの演出では「虫」そのものは一度も出てこない。そこがこの作品のすごいところだと思うし、小野寺さんじゃないとできないこと。先鋭的なアプローチでつくられたこの舞台は、静岡でしか観られないので、ぜひ楽しんでください。

<オマケ>最後に少しだけ、海太郎さんの素顔に迫ってみました!
――最近、やってみたいこととか、はまっていることとかありますか?
4月に引っ越しまして、やや広めの庭があるんですけど…庭いじりにはまっています。これがね、かなり新しいんですよ、僕にとって。いままで全くやったことがなくて。
音楽って自分ひとりの仕事だけど、誰かに聴いてもらったりして、外に向けてやることじゃないですか。でも庭って、ときどき来客があったとしても基本的には誰も見ない。いままでの人生で、自分の内側に向けて何かをするようなことはしてこなかった。内側の世界を深めていくとか、広げていくとか、追求していくみたいな感覚が本当に新鮮で楽しいです。
 

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
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2017年11月3日

『変身』日記2017 #4 ~緊張の通し稽古!~

Filed under: 『変身』2017

病は気から』が昨日の「げきとも」公演で千穐楽を迎え、
(ご来場くださった皆様、ありがとうございました!)
劇場ではさっそく『変身』の仕込みが始まっています。

『病は気から』に出演していた大高浩一と榊原有美も
今日から『変身』に本格合流です。

『変身』は大高ファン必見
大高さんの語りを堪能していただけます!

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『病は~』では主人公アルガンのアンジを演じていた有美さんは
『変身』ではグレゴールの母親を。

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そんな本日は稽古の前半で通し稽古を行ないました。

今回、初演時よりさらに明確に物語をお伝えするために、
「大工事」ともいえる変更がなされています。
ただでさえ出演者たちの動きが複雑に絡んだこの作品。
通し稽古をするのにはかなりの緊張感が漂いますが、無事に終了!

そして通し稽古のあとは、冒頭から怒涛のブラッシュアップ!

テーブルを動かす速度も、
鞄からものを取り出す手の雰囲気も、
グループで動くパートの、出演者同士の距離も、
小野寺さんからの指示のもと、細かく細かく検討、修正していきます。

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ご観劇くださる皆様には、
こうして練り上げたひとつひとつの動きにご注目いただきつつ
その動きから生まれる大きな流れに飲み込まれるように
『変身』の世界をお楽しみいただければと思います。

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
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2017年10月28日

『変身』日記2017 #3 ~グレゴールの部屋の中~

雨の夕方。
リハーサル室に行ってみると、
グレゴールの部屋のドアが開けられるシーンの稽古中でした。

グレゴールが虫になってしまったことをまだ知らない家族や、
出勤してこないグレゴールを訪ねてきた、会社の支配人が
彼の姿を初めて目にする瞬間です。

ちょっと無茶を申し上げるかもしれませんが
グレゴールの部屋の前にいる家族の気持ち、
皆さん想像してみてください。

部屋から出てこないグレゴール。
ドアの向こうから聞こえる、ずいぶんと様子のおかしな声。

さあ、部屋のドアが、開きます…!

…なーんて想像するとなんだかちょっとこわい気がしてきますが
SPAC版『変身』では
演出の小野寺さんや、音楽の阿部海太郎さんの遊び心も感じられるシーンです。

緊張感でいっぱいの中、ついクスリと笑ってしまうような、
いや、笑えないような…?

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▲写真はその少しあとのシーンより。

さあ、グレゴールの部屋のドアが開いたとき、
なにが見えて、なにが聴こえるのでしょう?

ぜひ劇場でお確かめください!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
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2017年10月26日

『変身』日記2017 #2 ~稽古スタート!~

Filed under: 『変身』2017

SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2『変身
稽古が始まりました!

初演から3年、
今回は出演者が一部変更となり
演出の小野寺さんからはシーンの再構成のお話もあり、と
2014年に既にご覧くださったお客様にも
なかなかに変化を楽しんでいただけそうです。

稽古場は、初日集合後早々からフル回転。
装置の上で稽古をするグループがあり、
装置の横のスペースで別シーンの稽古をするグループがあり、
その合間を行き来しながら、さらに舞台スタッフや音響スタッフへも
小野寺さんがあちこちに声をかけていきます。

数人でスピーディに展開していく動きの再現には
初演時の映像を見ながら、確認と整理を繰り返します。
もちろん個々人でのチェックは済ませてから稽古に臨んでいるわけですが、
実際に動いてみなければ確認できないところばかり。
お互いの動きの複雑さに、
「こんなことしてたの!?」と、もはや笑いが漏れる瞬間も…。

写真1
▲ 舞台スタッフも含めて装置の動きを確認していきます。

写真2
▲お互いの動きの流れをチェック。

写真3
▲小野寺さん(写真左)の指示も聞きながら。

いまはパズルのピースをひとつひとつはめ直すような作業が続きますが
このピースがひとつの流れになったときの
“小野寺マジック” とでもいうべき面白さ、不思議さ、かっこよさ、を
どうぞお楽しみに。
このブログでもその魅力をたっぷりお伝えしていきたいと思います!

再現、ではなく、
初演よりもさらに密度の高い作品を創るために
11月13日の「げきとも」公演初日まで、
そして11月18日の一般公演初日まで、
そしてそして、幕が開いたそのあとも、
全メンバー、頭も体もフル稼働です!!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
静岡芸術劇場
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2017年10月23日

『変身』日記2017 #1 ~働く大人たち、必見!?~

Filed under: 『変身』2017

「SPAC秋→春のシーズン2017-2018」、『病は気から』に続いて
11月からはラインナップ第2弾『変身』(フランツ・カフカ原作)が始まります!
2014年に静岡芸術劇場リニューアルオープン作品として上演され、
「人間の身体の凄さを目の当たりにした」「演劇というものの新たな表現を見た」などと
大好評だった舞台が、待望の再演です!!

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<ある朝、目が覚めたら虫になっていた!>
という突拍子もない冒頭で知られる小説を、小野寺修二さんが舞台化。
カフカの原作が持つ、不気味で不思議な世界観を
マイムの動きをベースとする“身体”や力強い“語り”によって
スタイリッシュな舞台に仕立て上げます。

観る人の想像力をかき立てる変幻自在の舞台を
ぜひ多くの方々に体感していただきたいと思います!!

ところで、
みなさんは「SPAC新聞」をお読みくださったでしょうか?

SPAC新聞『変身』

(まだの方はこちらから! → オモテ面[ 2MB]裏面 [1MB]

「SPAC新聞vol.2 『変身』」では
◆音楽・阿部海太郎さんへのインタビュー
◆静岡市立中央図書館の司書・林果歩さんが語る原作の魅力
◆SPAC文芸部・大岡淳による4コマギャグ漫画
などの記事が掲載されています。

記事の中には「サラリーマン不条理あるある」というコーナーも。
(「なんだこれ。」と思われた方もいるかもしれません…)

実は、SPAC新聞の企画会議で
「『変身』に共感できるのはどんな人だろうか…」と議論したときに、
出てきた答えのひとつが<働く大人たち>でした。

主人公グレゴール・ザムザは、真面目なセールスマン。
旅回りの疲れや不規則な食生活、コロコロと変わる人付き合いに
心身ともに疲れ、嫌気がさしていますが、
家族の借金返済のために一生懸命働いてきました。
それなのに、ある日突然、理由もなく虫になってしまいます。

虫になっちゃう人はあまりいないかもしれませんが、
グレゴールと同じように、日常の中に“不条理”を感じている人はたくさんいるかも……。

そんなわけで、働く大人たちの生の声を集めるべく、
静岡駅近くの某居酒屋で突撃インタビューをしてみたのです。
若干(?)怪しまれつつ「失礼しま~す」と
おもむろに隣席のお客さんに声をかけて…。

結果がこちら↓↓

台風なのにスーパーカブで営業 (20代・男性)
▲こんな日くらい休もうよ…と思うこともありますよね。
ちなみにグレゴールは、虫になっても仕事に行こうとします…。

おそくまで働いて帰っても、
娘(3歳)から「お父さんは飲んでばっかり」と言われる
 (30代・男性)
▲なかなか働いているところを家族に見せられないお父さん…。
<家族との関係>も『変身』の見どころのひとつです。

ほかにも、新聞に掲載できませんでしたが、
家に帰ると妻や子供に居場所を取られ、台所の隅が私の居場所! (50代・男性)
「はっきり言って下さい」と言われて、はっきり言ったらおこられる。 (40代・男性)
などなど、みなさん何かと“不条理だ!”と感じることがあるご様子。
グレゴールの悩みにも共感できるところがあるかもしれませんね!

ちなみに、演出の小野寺修二さんも実は元営業職ということで、企画にご協力いただきました。
取引先にて、こてんぱんに怒られた翌日、また仕事の発注があったこと。
素人状態の新人に給料をくれていたこと。

▲なるほど。ポジティブ方向の“不条理”もありますね!!

ほかにも、SPAC新聞では様々な切り口から作品を紹介しています。
劇場や東静岡駅のほか、県内各所に置いていますので、
見つけたらぜひお手に取ってご覧くださいね♪

これから『変身』についてのアレコレを、少しずつブログでご紹介していきます。
不定期更新のブログですが、どうぞお付き合いください!

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SPAC秋→春のシーズン2017-2018 ♯2
『変身』
2017年11月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、
12月3日(日)、9日(土)、10日(日) 各日14時開演
演出:小野寺修二
原作:フランツ・カフカ
音楽:阿部海太郎
出演:大高浩一、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき
   武石守正、舘野百代、野口俊丞、宮城嶋遥加、吉見亮
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