2016年6月20日

イナバとナバホの白兎/パリ日記(25)(26)

SPAC文芸部 横山義志

2016年6月15日(水)

サッカーユーロ杯、今夜はフランス対アルバニア戦がある。制作の方によると、今日は女性一人のご予約が多いらしい。

今夜の公演には、アヴィニョン演劇祭での『マハーバーラタ』につづいて、デザイナーのジャン=ポール・ゴルチエさんがいらしてくださった。「すばらしい作品だった。日本がいかに伝統を活かしながらアヴァンギャルドでありうるかを見せてくれる」とのコメントをいただいた。

2016年6月15日ジャン=ポール・ゴルチエ氏のコメント

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2016年6月16日(木)

午前11時半、ケ・ブランリー美術館全体のプログラムを統括しているエレーヌ・フュルジャンスさんと宮城さんで会食。エレーヌさんは元女優で、公立劇場のディレクターを務めた経験もある方。子どもの頃から母親に連れられてピーター・ブルックやアリアーヌ・ムヌーシュキンなどの舞台を見て育ったという。エレーヌさんは『イナバとナバホの白兎』を「ドラマ的ではない新たな演劇形式、いわば文化人類学的演劇というべきものを創造した」と高く評価してくださっていた。

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今日は本番のあと、二度目のアフタートーク。お客さんから次々とご質問が。『タカセの夢』演出のメルラン・ニヤカムさん(カメルーン出身、パリ在住)がいらしていて、「手を挙げたのですが、マイクが回ってくる前に時間になってしまって話せませんでした。たまたま近くにいたアフリカ系の女性と、アフリカの神話や儀礼の精神ともつながるところがある、という話で意気投合していました」とのこと。

2016年6月16日メルラン・ニヤカム氏

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フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
6/9(木)~19(日) ケ・ブランリー美術館クロード・レヴィ=ストロース劇場
◆公演の詳細はこちら
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