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《葛の葉伝説ゆかりの地をめぐる旅》
②信太の森ふるさと館・鏡池 ③聖神社
続いて向かったのは信太の森ふるさと館・鏡池、そして
ふるさと館・鏡池は、信太の森の鏡池史跡公園内にあります。
葛の葉伝説のなかで鏡池は、白狐と
「枕草子」や「源氏物語」に登場する「信太の森」とよばれていた信太山丘陵の大半が、現在の聖神社の境内地にあたるそう。鏡池はその境内地の北側と鶴山台団地とに挟まれた谷筋にあります。
もしかしたら今でも狐が姿を映してみせるかもしれませんね。(私が覗いたときには見えませんでした。)
信太の森ふるさと館でいただいた資料を読むと、どうやら伝説のご当地である信太でもいろいろなパターンの「葛の葉伝説」が語り継がれているそうです。大枠のストーリーは同じですが、出てくる登場人物や白狐と保名の出会い方も様々です。
SPAC『白狐伝』で描かれる白狐と保名は、はたしてどのように出会うのでしょうか?
④旧府神社(舊府神社)
最後に訪れたのは、
ここには、「白狐化石」があります。
葛の葉物語で狩人に追われた一匹の白狐が逃げる途中この石のうしろにかくれたとも、あるいは、狩人が狐をこの石に化したとも、いわれているそうです。
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ひとつの伝説の話を辿りながらまちを歩くと、普段の散歩とはまた違った景色が見えてきました。
今回SPACが上演する『白狐伝』の原作は、岡倉天心が英語で書いた『THE WHITE FOX』です。西欧に向けてオペラの台本を書く時、岡倉天心はなぜ「葛の葉伝説」を題材にしたのでしょうか。
そんなことを、信太の街を歩きながら、そして作品の創作が始まった今でも考えています。
以上で、葛の葉伝説ゆかりの地への旅はおしまいです。お付き合いありがとうございました。
ブログの最後に、突然ですが、今回の旅で出会い、お友達になったきつねさんを紹介させてください。
名前を「信太コン」といいます。これからの『白狐伝』の制作レポートでは、信太コンさんがムーバー、私・佐藤飛子がスピーカーとして、宮城演出さながらの二人一役でみなさんにお届けしていきます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
(SPAC制作部・佐藤飛子)
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『白狐伝』
演出・台本:宮城 聰
作:岡倉天心(『THE WHITE FOX』)
音楽:棚川寛子
日時:5月3日(金・祝)、4日(土・祝)、5日(日・祝)、6日(月・振休)各回19:00開演
会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
上演言語/字幕:日本語上演/英語・中国語・韓国語字幕
https://festival-shizuoka.jp/program/the-white-fox/
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