<病ブログ>!?
一瞬ちょっとドキッとするタイトルですが、「闘病日記」とか、決してそういうんじゃありません。
SPAC秋のシーズン2012の2作目、『病は気から』の
稽古や公演の様子をご紹介するブログです。
<病は気からブログ>では、シリーズタイトルにしては少し長いので、省略したらこうなりました。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、この『病は気から』というタイトルですが、
これだけ聞くと、なにか暗いイメージを抱く方が、意外と多いんです。
けれどもこの作品、実は喜劇なんです。
17世紀のフランスを代表する喜劇作家モリエールの作です。
主人公は、ピンピンしていて全く病気ではないのに、
自分を重い病気だと思い込む男アルガン。
彼と、彼を取り巻く家族やお医者さんたちによって繰り広げられる、ドタバタ喜劇です。
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先週末、SPAC秋のシーズン1作目の『夜叉ヶ池』が盛況の内に終わり、
今週『病は気から』出演者が、再び静岡芸術劇場に集まりました。
今日は稽古再開の様子をご紹介します。
稽古再開初日10月10日。
俳優たちは台本の読みあわせでスタート。
その2日前から作業を始めた創作・技術部スタッフは、その間も劇場で舞台セットをせっせと仕込みます。
そして稽古2日目、10月11日。
いよいよ劇場の舞台の上での稽古が始まりました。
7月から8月にかけての第1期の稽古では稽古場で仮のセットや衣裳で稽古をしていましたが、
これからは、劇場で本番も使用する舞台セットと衣裳での稽古です。
稽古の前に、まずは舞台美術を担当する深沢が、
舞台上にできあがった舞台美術のコンセプトを説明します。
(舞台の様子は、劇場に来てのお楽しみ。)
そして、コンセプトの説明が終わったら、いよいよ俳優たちは舞台の上に乗ってみます。
演出部の山田が俳優に舞台セットの構造や、舞台上での注意点を説明します。
俳優は、舞台上の空間や装置などを、自分の手や足を動かしながら、身体で確認していきます。
セットの裏側にも周ってみます。
一通りの説明が終わったら、最初のシーンから衣裳もつけて稽古スタート!!
本番に使う美術セットの中で、衣裳もばっちり決まっていると、
これまでの稽古以上にワクワクドキドキしてきます。
そして、夜からはSPAC芸術総監督・宮城聰も稽古に合流。
えっ?
どうして??
そうなんです。
『病は気から』には、なんと宮城も一部出演します!!
『病は気から』には、他にもあっと驚くような裏話や仕掛けが沢山あります。
これから、その一部をこのブログでも紹介していきますね。
『病は気から』公演初日は、
鑑賞事業公演が10/24、一般公演は10/27です。
▼『病は気から』予告編
『病は気から』 公演詳細はこちら
どうぞ、お楽しみに。