2013年2月2日(土) パリ
SPAC文芸部 横山義志
仕込み初日。2006年にも来た人たちにとっては、懐かしのクロード・レヴィ=ストロース劇場。
40フィートコンテナを乗せたトレーラーが劇場の搬入口に待ちかまえている。風が冷たいものの、朝方の雨は幸運にもあがっている。気温は3度くらいか。この時期のパリとしては、怖れていたほどの寒さではないが、だんだん芯まで冷えてくる。1時間弱でコンテナが空に。大きなトレーラーは近い搬入口まで入れないため、遠い搬入口からエレベーターで下ろし、重い資材を200メートルくらい運ばなければならない。
劇場側にも前回の公演についたスタッフがけっこういて、比較的スムーズに進む。前回制作方の責任者だった方が、今は別の劇場で働いているものの、たまたまお子さんを連れて美術館に来て、楽屋までご挨拶に来て下さって、「私が6年間働いたなかで一番感動した作品でした。また子どもたちを連れて観に来ますね!」などとおっしゃってくださる。
パリで研修中の第七劇場主宰、鳴海康平さん、登場!同じく同劇団女優の山田裕子さんとともに、公演準備を手伝って下さることに。
22時退館と言われていたが、劇場のスタッフが融通を利かせてくれて、23時まで作業。