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2013年2月12日

『マハーバーラタ』 フランスツアー日記(5)

2013年2月5日(火) パリ
SPAC文芸部 横山義志

半日稽古のあと、ほぼ全員で17時にステファヌ・マルタン館長室を訪問。本物の植物で覆われた壁がある。大きな窓からはパリの右岸が一望できる。「ケ・ブランリー美術館開館を記念して上演された『マハーバーラタ』は、この美術館と切り離せない作品になっています。これまでの6年間にこの劇場で上演された作品のなかで一番すばらしい作品でした。この館長室にアーティストをご招待することはあまりないのですが、『マハーバーラタ』ほどこのジャン・ヌーヴェルの建築の特性を活かした作品はないので、この建築作品のもう一つの側面も見ていただきたかったのです」と、マルタン館長。返礼として、静岡県立美術館の芳賀徹館長編集による富士山百画、芹沢銈介の風呂敷、静岡茶をプレゼント。

ついにゲネ。 なんと200人近いお客さんが入る。うち150人くらいは美術館の職員らしい。希望を取ったら、かつてないほどの人数になったという。ジャーナリストも10人前後。はじめは作品の様子がつかめず、戸惑っている観もあったが、終演とともに熱狂的な拍手。ゲネでダブルコールというのははじめて見た気がする。多くの方から励ましていただいた。

終演後、フランスの国際ラジオ局RFIと、共同通信パリ支局による宮城さんのインタビューが入る。