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2009年10月14日

ドン・ファン千秋楽! 劇場から街へ!

10月12日、「秋のシーズン2009」のオープニング作品『ドン・ファン』が千秋楽をむかえました。

平日は中高生鑑賞事業として中高生の皆さんにご観劇いただき、週末は一般公演としてたくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。

そして千秋楽をむかえたこの日、静岡芸術劇場での上演終了後、俳優たちが街へ出てゲリラパフォーマンスを行ないました。

今回の路上パフォーマンスは伝馬町の社会実験として行なわれました。街の人通りがイベントによって活性化する効果を調べるための「実験」に、SPACが参加したのです。

『ドン・ファン』劇中で使う仮面をつけた俳優たちが、109や〇I〇Iが並ぶけやき通りに楽器を打ち鳴らしながら登場しました。なにがはじまったんだ!?とたまたま通りがかった人たちは驚いて注目!
次第に人だかりが出来ました。
『ドン・ファン』のなかの一場面をアドリブをまじえて路上上演し、ダンスのシーンでは観客も巻き込んで踊り狂う展開に!


ドン・ファンがかん高い笑い声をあげながら人影からあらわれると、都会風のお洒落な通りが、猥雑な空気感の溢れる劇的な場所に!
街の匂いが一変し、祭の夜のように、人と人が出会い、そこでなにかが生まれる交流の気配が立ち込めます。演劇で街が変わる!
こんなにも劇的に街が変化する! 街灯が冷たく路上を照らす、そんな都会風の通りが、人に出会える場所になる!

SPACはこれからもどんどん街へ出てゆこうと思います。静岡県民の皆さんにもっと身近に演劇を感じてもらうために、SPACはまだまだやれることがあります。
劇場から街へ! 演劇を街へ! 演劇が街を変える、人を変える!
SPACにとって、演劇の可能性を再発見する絶好の機会となりました。ご協力頂いた伝馬町の皆様に、この場を借りて、深く御礼申し上げます。