いよいよ、『ロミオとジュリエット』ヨーロッパ・ツアーが始まります!
昨年、SPAC俳優とテアトロ・マランドロ俳優の二ヶ国語競演で上演された本作。
「こんな『ロミジュリ』は今まで見たことがない!」と話題を呼びました。
今年は9月から12月まで、フランス・スイスの10都市で巡演です。
詳細はこちら。
出発の日は、深夜3時に劇場前に集合。
遅くにもかかわらず、見送りの劇団員が数名、すでに集まっていました。
・・・その翌日、無事ジュネーブに到着。
さっそく出演者の舘野百代さんから、現地リポートです!
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明日からいよいよ稽古に入ります。その前の今日一日の出来事をおくります。
先ずは、劇場案内とミーティング。
ここの劇場でやる経緯とオマールのいまの想い。
オマール率いるテアトロ・マランドロはジュネーブの大きな劇場で10年間活動していて、そこを撤退していまの劇場で1月から活動している。
[劇場食堂の壁]
しかし、ここの劇場はしばらく稼働していなかったためいろいろと修復している最中。
そして、更に公共施設ではないのでまったくのプライベートの劇場。
劇場家賃も払わなくてはいけない。でも、自分が助成金を受けずに劇団を持続させ作品制作をしてるのをみせて、それができるということを同じ道を歩いて行く人にみせて行きたいって。
もちろんジュネーブでは、マランドロは成功している劇団で、
前劇場で続けて欲しいって引き止められていたらしいが、
自分の大事にしている劇団や作品のために
この劇場での活動を選んだと。
そのリニューアルで、
静岡で創ったロミオとジュリエットを上演する。
オマールの話しを聞いて、ふんどしを締め直すおもいです。。。
今回のロングツアー、スイスでは本人が直接労働申請するらしいです。
順番待ちで3時間半、その後写真と指紋を撮って終了しました。
[労働局受付の女性]
いつまで待たされるかわからない状態での3時間半はなかなか大変でした。
が!
それをも吹っ飛んでしまう破壊力のある出来事が!
今回のお話しはここまでにさせて頂きます。
舘野百代。