こちらスイスはすっかり肌寒くなって、移動の時にはダウンを羽織って居ます。
稽古は午後から、トレーニング、場面の小返し、そして通しと、一日のサイクルが決まり、
シーンのマイナーチェンジとブラッシュアップ。
確実に階段を上っている手応えがあります。
今日は、貴島・ファビアナ、
吉見・アドリアン、
そして、舘野・ピエール=イヴ、の3組がそれぞれジュネーブにある学校へ行き、
8:30~11:30の授業の2コマを使ってワークショップをしてきました。
舘野・ピエール=イヴのチームのクラスはスポーツのクラスで、
テニス、乗馬、ダンス、モトクロスのサイクリングなどなど
いろんなスポーツをしている生徒さん(15~16歳)で、20数名の参加でした。
1コマ目にスズキ・メソッドの導入、重心の移動と身体のコントロール、相手を自分の身体でコントロールする、ちょっとしたゲーム的感覚なものを試してみました。
フランス語も英語もほとんど話せない。通訳もいない状態。
しかし面白い事に、その分身体を見て理解しようとしてくれているのがわかるので、
生徒さんと向かい合ってやってみると、
すっと身体が変わるその変化がとても楽しめました。
2コマ目はピエール=イヴが
押したり、引いたり、持ち上げる、身体の表現から生まれるエチュードをやりました。
授業終了後先生から、「このような機会が持てたこと、集中力や相手を尊重することを生徒達が体験出来た事がとてもよい収穫となったワークショップでした。」と、喜んで話していただけました。
私も貴重な経験をさせてもらいました。
(舘野百代)