9月28日で一回目のジュネーヴ/ラ・シテ・ブルー(オマールの劇団「テアトロ・マランドロ」の専用劇場)公演も無事終わりました。
この後、ラ・シテ・ブルーでは11月と12月に再び公演予定です。
今回のラ・シテ・ブルーでは2日間マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)があり、どちらもマチネは学生のための鑑賞公演。
そのうち1回はSPACの鑑賞事業公演と同じように中高生が観客だったのですが、もう1回は高齢者限定の鑑賞公演。
客席は推定65歳以上の高齢者のみ。
とても穏やかな空気の公演でした。
シニアソワレ。
ラ・シテ・ブルーでの公演を終えた翌々日、現在稽古中で10月18日に初日を迎えるオマールの新作、イプセン『海の夫人』の劇場稽古見学。
場所はラ・シテ・ブルーからトラムで20分ほど離れた町にあるカルージュ劇場。
こちらがそのカルージュ劇場。
SPACの舞台芸術公園にある野外劇場や楕円堂と同じように、地下が舞台になっていました。
オマールらしさが光る興味深い作品でした。
SPACでの稽古と同じように、丁寧にエネルギーをかけて繰り返し、場面稽古。
オマールとヨーロッパの俳優達とのクリエイションを直に見ることができた貴重な時間でした。
本番が楽しみです。
私達は10月後半に観劇予定。
翌日は次の公演地、フランスのブールジュへ6時間かけて電車で移動です。
パスポートのチェックも税関のチェックも無いまま国境を越えてフランスに入国しました。
そういうものなんですね。
こちらは今回のブールジュの劇場。
昨年「ふじのくに⇄せかい演劇祭2012」でも上演されたオマール演出の『春のめざめ』がこの劇場で上演され、とても評判が良かったそうで、今回もオマール演出という事で3日間とも満席。楽日はソールドアウト。
反応もとても良く、俳優も参加してのアフタートークも盛り上がりました。
3日間の公演を終え、深夜1時半に積み込み終了。
前回のラ・シテ・ブルーではスタッフのみのバラシ作業は6時間かかったそうで、今回から俳優も全員参加。
積み込みはどしゃ降りの中でしたが、半分の3時間で終了!
次は、パリ近郊のマラコフへ向かいます。
武石守正(2013年10月6日)