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2014年1月5日

真夜2014【3】 ブラックボックスで森がにょきにょき!

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、何卒よろしくお願いいたします。

新年、劇場の入り口もディスプレイも、
『真夏の夜の夢』に替わり、こんな感じになりました。

劇場入口で森の妖精たちが待ってます

メフィストもそぼろちゃんも一緒

SPAC全体の活動開始は5日からですが、
『真夏の夜の夢』組は一足先に、1月4日が稽古初日、
そして劇場での稽古初日です。

これまでリハーサル室で仮の装置で稽古をしていましたが、
この日から本番で実際に使用する舞台セットの中での稽古が、
始まりました。

ところで皆さん、劇場の舞台装置はどんなふうに作られ、
設置されていくのか、気になりませんか。

今回は、年末に創作技術部のスタッフによって行なわれていた
劇場仕込みの様子を写真でご紹介します。

劇場では公演が終ると
そこに立て込まれたセットがすべて片づけられます。

そこにあるのは、何もない空虚な空間、
本当に真っ黒い箱、ブラックボックスです。

そんな何もなくなったところに、
また次の舞台の装置が運び込まれ、
組み立てられていきます。

ちょっとこれだけでも既にドラマです。

劇場の奥にぽっかり穴が

劇場奥の壁に、ぽっかりあいた穴から、
舞台セットが運び込まれてきます。

地下に眠っていた太陽さんとお月さん

2011年6月の初演以来、
プチプチに大事にくるまれて、2年半地下に眠っていた
太陽さんとお月さんも、この時とばかり、地上に出てきました。

森の葉っぱ

森の葉っぱです。

これ、なにでできていると思いますか?

お月様の拡大写真

そう、これらの舞台美術、
どれも新聞紙や新聞広告で作られているんです。
どうしてなのかは、作品を観てのお楽しみ!

太陽が昇りました

そして、じゃじゃーん、いよいよ太陽が昇りました。

太陽さんをうらやましがるお月さん

お月さんは、太陽さんが先に上ったのをうらやましそうに思っています。

深沢の後姿

舞台のスタッフに吊り位置の指示を出しているのは、
舞台美術デザインの深沢襟です。

深沢が何者か気になる人は
こちらもチェックしてみてくださいね。

*<病ブログ4>舞台美術 深沢襟さんインタビュー* 

雲や木々や蔦も

太陽さんとお月さんが昇ったら、
さらには雲が出てきて、木々や蔦まで多い繁ってきました。

なんだか天地創造みたいですね。

夜の森に光が

そして、舞台装置がセットされたら、
次は照明…。

俳優の日々のこつこつとした積み重ねと同じように
創作技術部スタッフの作業も、
細かな作業を丁寧に進めていきます。

本番まで、まだまだ作業は続きます…。

今回はこれくらいで。

それでは次回をお楽しみに。

『真夏の夜の夢』では、公演に先立ち、
<稽古&バックステージ特別大公開!>を開催します。

舞台やその裏側を間近で見たい方、
公演が待ち遠しくてたまらない方、
是非一足先に、『真夏の夜の夢』の世界をお楽しみください。

予約制、定員まであとわずかです。ご予約はお早めに。

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★稽古&バックステージ特別大公開!★
日時:1月12日(日)13:30(13:00受付開始 16:00終了予定)
場所:静岡芸術劇場
定員:先着30名
参加費無料(要予約)

予約・お問い合わせ:SPACチケットセンター(10:00~18:00)
             TEL.054-202-3399

詳細はこちらをご覧ください。

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また、一般公演でも、終演後に
バックステージツアーを開催する日がございます。

開催日など詳細はこちらをご覧ください。