ブログ

2014年3月8日

真夜2014【19】 出演者インタビュー 割烹ハナキンの主人:大高浩一

『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第12回は、「割烹ハナキンの主人」を演じる大高浩一です。


割烹ハナキンの主人:大高浩一(おおたか こういち)
神奈川県出身 B型

–大高さんが演じる「割烹ハナキンの主人」はどんな人物ですか。
 「ハナキン」は創業130年の割烹料理屋で自分はその主人を演じています。娘の「ときたまご」は、父親が決めた許嫁の板前デミとの結婚を取りやめて、板前ライと一緒になりたいと言い出したので、猛烈に怒ってます。
 ただハナキンの主人が出てくるのは、本当に最初の部分だけで、出番はとにかく少ないし短い。そして、なんで魚の頭に乗っかっているのか… 謎は深まるばかりですね。そのあたりが面白いんじゃないかと。魚の頭を頭の上にかかげて退場するところは、ありがたいことにお客様に受けていますね。


<2011年初演の舞台写真 ハナキンの場面>


<2014年舞台写真 ハナキンの場面
魚の口の中に立っているのがハナキン亭主(大高)>

 台本上の役柄というよりは、舞台上で実際に起こってることを楽しんでやっています。『真夏の夜の夢』のオープニング後の最初のシーン、ときたまごの結婚取りやめたい騒動は、台本自体はけっこうシリアスなんですが、今回の宮城演出では、それをそのまま普通にやってはいない。主人がなぜか魚の上に乗っていたり、みんなが直立で不自然な姿勢で静止し、真顔で全力でしゃべったりと、かなり不思議な演出がされている。演じている自分たちが言うのもなんですが、僕としては、このシーンにある意味での完成度の高さを非常に感じているんです。改めて見ると、「よくできてるな、この場面」って思います。他のシーンみたいに、お客様がわーって湧くところではないんだけど、よくよく見ると、ここはちゃんとやらないと成立しない場面なんだなっていうのは、後から分かる。音楽と合わせたカウントや間尺の枠にはめて台詞をしゃべったりと、実はかなりシビアな芝居をやっている。それによってこのシーンは普通にやったら出てこないような滑稽さや面白さが出ているんじゃないかなと思います。

–『真夏の夜の夢』で一番好きなシーンはどこですか?
 ハナキンのシーンよりもっと前の、作品の本当のオープニングで、そぼろの独白が終わった後に、紗幕の向こうに照明があたって、真夏の夜の森やそこに住む妖精が見えてくるシーンが好きです。これからすごく面白い何かが始まるような、ワクワクする感じが毎回します。ほんとうに新しい世界に足を踏み入れていく感覚は、お客さんにも伝わってるんじゃないかと期待します。

 この作品は出演者が24人もいるし、舞台装置も大掛かりな作品なので、2011年の初演を終えた時には、まさか再演することになるとは思っていなかったです。けれども、『真夏の夜の夢』は、誰が見ても楽しめる作品で、演劇をこれまでに見たことがないというお客さんにも、観終わったあとに、何かを持って帰ってもらえる作品だと思います。これからこの作品がSPACの新しいレパートリーになっていくようにと思いながら、毎日稽古と本番を重ねています。

大高の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

~~~~~~
ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日までです。

中高生鑑賞事業公演は、一般の方もご観劇いただけます。
3月10日(月)は平日の夜公演(18:00開演)です。

まだ観ていないという方、もう一度観たいという方、
どうか、お見逃しなく!

★公演詳細、中高生鑑賞事業公演の日程は、こちらからご確認ください。