今日はこんなかわいい楽器を見つけました。その名も「たまごシェイカー」。どちらの国の楽器かと思いきや、日本の雑貨屋さんで見つけた一品だそう。
今回は俳優の大高 浩一(おおたか こういち)さんにお話を聞いてみましょう。大高さんも音楽を聞きながらリズミカルにシェイカーの練習をしています。
[ 近年のSPAC出演作 : 『わが町』(2010)サイモン・スティムスン役、『王女メデイア』(2010)イアソン役(語り)、『ブラスティッド』(2009)イアン役 ]
Q.自分の役について教えてください。
自分の役柄は「割烹ハナキンの主人」です。「ときたまご」の親父で、シェークスピアの原作だと「イージアス」にあたる人ですね。娘思いのパンクな親父だと思います。あと「デミ」に女のさばき方を教えたり、親切な一面もあったりなかったり。功を奏してはなさそうですが。(笑)
Q.作品の見所について教えてください。
今回新たな発声法や読み方を宮城さんが探っていて、今詳細は明らかにはできませんが、それは「詩のからだ」と呼ばれるもので、魔球に例えれば「大リーグボール3号」(※1)。俳優たちもそれを実現しようと努力してる。この作品は疾走感があって言葉の情報量が多くて、溢れ出るようにガーっと喋るイメージがあるんだけど、そうでないあり方で台詞に向き合ったときに、こんな所に宝物が!今まで泥被ってた所を洗ってみたら宝石が出てきました!みたいな言葉の発見があるはず。今まで誰も知らなかった野田戯曲の隠し財宝が発見されたらいいと思います。それをぜひお客さんたちと分かち合いたい。投げちゃいますよ、「大リーグボール3号」。みんなで。
※1「巨人の星」でググれ。
Q.あなたならどんな媚薬を使いますか。
使いません。絶対に。
それと「シェイカー」ではなく「シェーカー」だ。
渋いトーンでクスっと笑ってしまうお話をしてくれる大高さん。自分だけの方程式を心に持つ大高さんの「割烹ハナキンの主人」はどんな親父になるのでしょう。う~ん、気になります!