みなさま、こんにちは。SPACの仲村悠希です。
まるふリレーブログ第8弾は
『真夜中の弥次さん喜多さん』です。
天野天街×しりあがり寿の『真夜中の弥次さん喜多さん』は、4月29日18時からの1ステージのみ、そして舞台に合わせて客席も限定されているため、早々に予定枚数が完売となりました。
が、
観たかったのにチケットを買えなかった~という方に朗報です!
明日、3月30日より追加席を電話・窓口にて販売いたします。 ※詳しくはこちら
若干枚数の販売となりますので、なるべくお早めのご予約をおススメいたします。
作品の詳細やあらすじはこちらからどうぞご覧ください。
さて、ここからは『真夜中の弥次さん喜多さん』の魅力を私、担当の仲村目線で語らせていただきます。
今年の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」の中で日本の劇団の作品はSPAC製作作品を除いて、なんとこの『真夜中の弥次さん喜多さん』のみ。
ではここでクイズです!
なぜ、この演劇祭で本作品をご紹介するのか、その理由は次のうちどれでしょう?
(1)とにかくこの作品が面白いから!
(2)実は静岡と深いつながりのある作品だから。
(3)担当者(仲村)が大大大好きな作品だから。
答えは(1),(2),(3)全部です。
(1)とにかくこの作品が面白い!
読んだことのある方もいらっしゃると思いますが、まず原作であるしりあがり寿さんの漫画が非常に面白いです。その漫画の世界を見事に舞台化し、さらに天野ワールドへと展開させた本作品はユーモアとゾッとする恐ろしさ、刹那さが混ぜこぜになった奇想天外な作品。ぜひ劇場で脳がとろけてしまうほど、その世界に浸ってみてはいかがでしょう!
(2)実は静岡と深いつながりがある!
弥次さん喜多さんと言えば十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に出てくるキャラクター。実はこの十返舎一九は駿府両替町(現・静岡市)出身で、駿府城の近くには弥次さん喜多さんの銅像があります。2人は江戸から伊勢への旅の途中、静岡の宿場町を楽しんだり、安倍川もちを食べたりしたのでしょうね。
そして、しりあがり寿さんも静岡市出身です。しりあがりさんには今回の静岡公演を記念してイラストを描いていただきました!!舞台の2人が漫画となった貴重な作品、これは必見です。ぜひこちらの公式ガイドブック29ページをご覧ください!
(3)私が個人的に大大大好きな理由
出会いは私が高校1年生のころまでさかのぼります。演劇の「え」の字も知らない私が高校の演劇部に入ったばかりの頃に、初めて観た芝居がKUDANprojectの『くだんの件』という作品でした。『真夜中の弥次さん喜多さん』と同じく天野さん演出、小熊ヒデジさんと寺十吾さんの2人芝居。初めて触れた世界に、「な、なんじゃこりゃー」とかなりの衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
その後2002年にKUDANproject製作『真夜中の弥次さん喜多さん』が誕生。国内各地だけでなく今日までにアジア10都市以上で上演されていく中で、私も何度か見せていただきました。見るたびにハマっていく作品です。
2005年にはこれを百人規模の出演者による「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」も上演され、私も一出演者として参加いたしました。
これまでの公演のレビューをこちらのKUDANprojectさんのサイトでご覧いただくこともできます。
http://www.officek.jp/kudan/
このように会場や形を変えて何度と上演されてきた作品ですが、色褪せることなく年月を経て更にパワーアップした、弥次さんと喜多さんが静岡についにやってきます!静岡芸術劇場に合わせたスペシャルバージョン!
静岡公演を目前に、演出家の天野さんとプロデューサーかつ喜多さん役の小熊ヒデジさんに意気込みを語っていただきました!
ぜひ皆様お見逃しなく!!