いよいよ舞台上での稽古が始まりました。
劇場での稽古風景をドドーンと、
年末特大号としてご紹介します。
『グスコーブドリの伝記』は“静岡芸術劇場”にて上演いたします。
舞台袖から見える客席はこんな感じ。
こっちは客席から見た舞台。
あ!この背中は…宮城さん!
その傍らには模型も。
稽古中は、客席から全体を見てあれこれ指示を出しています。
真っ白な装置は、
客席から見ると浮かんでいるように見えます。
この装置を、場面に合わせて
クルクルころころ動かして、形を変えていきます。
装置を動かしているのは俳優とスタッフです。
今回の俳優の衣裳は「白」
この衣裳、どこかで見たことありませんか?
(宮沢賢治ファンの方ならピンとくるかも…)
裏方スタッフも「白」の衣裳を着ます!
舞台スタッフの林さん。
よく似合う!ハットがかわいい。
美加理さん演じる主人公グスコーブドリの衣裳は色付き。
胸ポケットの手帳はブドリ君の”大切なもの”
グスコーブドリ以外の登場人物は”人形”で登場します。
なんと、操っている俳優の顔と人形の顔が同じ。
↑ネリを演じる本多麻紀さんと人形
↑ペンネンナームを演じる阿部一徳さんと人形
ブログ#3で登場した俳優の顔写真を、
布にプリントして作っています。
SPAC宮城聰作品の魅力のひとつは、
俳優の生演奏による「音楽」。
俳優とともに音楽を作っていくのは、棚川寛子さんです。
棚川さんの作曲作業・指導には楽譜がありません。
「タタタンタタタンっていうリズムで叩いてみて。」
「木琴はこの音を鳴らして。」
その場で俳優たちと音を作っていきます。
山崎ナオコーラさんの言葉(ブログ#5)と
棚川先生の音楽がどんな風に混ざり合っていくのか。
わくわくわくわく…♪
公演初日前に、この『グスコーブドリの伝記』の一部分を
無料でご覧いただける機会があります!
1月10日(土)13:30~16:00
稽古見学会&トーク「大澤真幸は『グスコーブドリの伝記』をこう読んだ!!」
参加無料/要予約 定員30名
劇場内での稽古の様子をご覧いただいたあと、
舞台上にあがって、舞台装置を間近に見ながら、
スタッフのレクチャーを聞くことができます。
その後は、社会学者・大澤真幸が独自の視点から捉えた
『グスコーブドリの伝記』の魅力について語ります。
定員人数がありますので参加ご希望の方は
SPACチケットセンター(Tel.054-202-3399)までお問い合わせください。
※12月29日(月)~1月4日(日)までは年末年始休業となります。
29日をもって、SPACの今年の活動は終了しました。
1月3日まで俳優・スタッフ一同しばし休憩です。
今年もたくさんの方がSPAC作品を観に来てくださいました。
本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
次はどんな”魅力”をお伝えできるでしょうか。
それでは、また。
制作部 中澤
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SPAC新作
『グスコーブドリの伝記』
2015年1月13日~2月1日
公演の詳細はこちら
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