いよいよ公演最終週に入った『王国、空を飛ぶ!』。
ご観劇くださった漫画家の武富健治さん、演劇集団「風煉ダンス」主宰の林周一さんから
推薦のコメントをいただきました!
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大岡氏率いる“裏SPAC”、裏側から「何か」に到達す(笑)!その「何か」はアリストパネスの真意かも。
冗談抜きで(も)貴重な瞬間を見逃すな!
裏SPAC!裏SPAC!!裏SPACを観よう!!!!
/武富 健治 氏(漫画家)
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SPAC「王国、空を飛ぶ!」ぶっ飛んだ音楽劇だった!恥ずかしながら観終わってから知ったんですがこれ中高生鑑賞事業だったんですね。どおりで中学生と一緒の観劇は実に楽しかった!
だって作演出の大岡淳さんはきっと中二病の脳味噌覚醒させてこのお芝居作られてるから、そりゃもう中学生の反応たるやクスクスがやがてキャアキャアに変わって大盛り上がり!
いやあ彼らのはじけるようなリアクションの中でこっちの心も踊る!なんかうれしかったなあ。きっと大人のお客さんも14歳の気分になって見るといいんだ。世の中の理不尽とか、人生とか、民主主義とか、人間ならではの古代からの繰り返される面倒くさいテーマも、とにかく面白かったり心躍ったら大笑いして手をたたいて、最後はなんだこりゃ?!って驚けばいい!それがこの芝居の楽しみ方!
/林 周一 氏(風煉ダンス主宰)
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さらに、
11月7日(土)の終演後、
上杉清文氏((富士市本國寺住職/劇作家/福神研究所所長)をゲストにお迎えして開催した
アーティストトークの模様をご紹介します。
トークご登壇当日に加え、
既に中高生鑑賞事業公演もご覧になっていた上杉氏。
中高生鑑賞事業公演でのエピソードも交えながら、
上杉氏のコメントを受けて大岡が語る今回の演出の背景、
佐々木治己が語るギリシア喜劇の制度やアリストパネスの作品の性格、
笑うことは抵抗になるのか?笑うことはどういう意味で有効なのか?という宮城の問い、
等々…、濃く深く進んでいった4人のトークですが
最後にまとめを求められた上杉氏の一言は
「もう一回くらい観たいな…」
というシンプルなお言葉でした!
トークの映像は下記からご覧いただけます。
そして最後に、宮城聰のひとこと。
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いまのニッポンを思うと、怒りたくなるかたもいれば、泣きたくなるかたもいるでしょう。もし、笑い飛ばしたくなるかたがいるなら、そのかたには『王国、空を飛ぶ』、必見です。そう、笑うことは、「気分に流されない」こと。なお、いまのニッポンを思うと嬉しくなるかたには、本作はオススメしません。
/宮城聰(SPAC芸術総監督)
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『王国、空を飛ぶ! ~アリストパネスの「鳥」~』、
残る一般公演は今週末、11月14日(土)、15日(日)。
11月14日の公演後のバックステージツアーには、
今回舞台美術を手掛けられた深川信也氏にもご登場いただき
より“ディープ”なツアーをお届けします。
平日の中高生鑑賞事業では、鑑賞校さんの人数変更により
11月12日(木)、13日(金)も一般のお客様のご予約が可能となりました!
空に浮かぶ鳥の国が劇場に現れるのもあと6回。
ご来場、心よりお待ちしております!
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10~11月 SPAC新作
『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』
脚本・演出:大岡淳 原作:アリストパネス
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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