劇的舞踊 第三弾『ラバヤデール-幻の国』いよいよ静岡入りしました。
思えば2014年のNoism10周年記念公演カルメン初演を皮切りに、
来月埼玉にて再演が決まっている、2015年9月初演のNoism0『愛と精霊の家』、
そして今年1月、2月のカルメン再演、
そして5月から稽古に参加させていただいてる
新作の『ラ・バヤデール』とここ2年は新潟のレジデンシャルダンスカンパニーNoismさんへの客演が続いていて、静岡を留守にしがちで申し訳なく思っている奥野ですが、
最初の頃は以前から静岡でも人気の高いNoismに俳優一人での参加という感じで、
若干心細い思いもありましたが、皆さまとてもよくしてくださり、
新潟市民の皆さまともいい形で交流をさせていただけるチャンスにも恵まれ、
新潟への愛着も生まれてきた今日この頃、
今回はSPACから二人の俳優が加わったことで心強さ倍増で臨んだ
6月の新潟公演のあと、
7月に入り横浜KAATでの公演、
奥野の地元の兵庫は西宮北口駅前の県立芸術文化センター、
愛知は栄のど真ん中の県立芸術文化センターでと
熱いツアーが続いたのですが、
どの会場も大劇場で、
初めて立たせていただいた愛知芸術文化センター大ホールにいたっては
2500席の広々とした空間で、
KAATに続いて宮城監督もご来場くださり、とてもやりがいがありました。
そんな中7月17日静岡入りし、
その日の15時からスノドカフェ七間町で穣さんにご登壇していただいた
『新潟ナイト』は予想以上の大反響!
Noism創設時からの苦労話や常に高い目標を目指す姿勢など、
アフタートークではなかなか伺えない貴重なお話に改めて感銘を受けると同時に、
やはり鈴木忠志氏の見据える高みをジャンルは違えども愚直に追い求めるその姿に、
司会の柚木さんはじめ客席の皆さまからも大きな共感と感動がうまれていたようです。
そして、傑作だったのが新潟の学生さんたちにお願いして作ってもらった、
ビデオレター風VTR!
お忙しい中何と新潟市長にもご登場いただき、
静岡県民の皆さまへのメッセージもいただきました。
(新潟市民から静岡県民へのビデオレターについては『おくぬ〜の来た球を打つ!』で紹介)
昨年夜叉ケ池以来の静岡芸術劇場ですが、
一般公演はもしかしたら2013年末の忠臣蔵以来!
2014年以降Noismのダンサーさんやスタッフさんとも
気心が知れた感じになって、各地をツアーしてまわった今月、
最終地が、私のホーム、静岡芸術劇場ということで、
スタジオでの稽古といい、劇場でのリハといい、
妙に見慣れた客席を目の当たりにして
込み上げてくる喜びに気付いた時改めて実感したのは、
この素晴らしダンサーさんたちのパフォーマンスを
いつか静岡の皆さまにも見ていただけたらなーと、
心のどこかで思いながら
これまでNoismに参加させていただいてたんだなーということ。
そんな私のささやかな願いが今月23日24日、
いよいよ実現する機会に私も参加するんだなと思うと、
武者震いがする。
残席わずかとなっております。
ぜひ劇場にお越しくださいませ。
奥野晃士