こんにちは。
制作部の雪岡です。
今回のブログでは『寿歌』の稽古場の様子をお届けします。
この戯曲は、長年、愛知を拠点に活躍してきた劇作家・北村想さんが1979年に発表し、
それ以来、上演が途絶えない小劇場の歴史に残る作品です。
物語の舞台は核戦争後の終末世界。
なんだか難しそうという印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはありません!
登場人物は、荒野を歩く旅芸人のゲサクとキョウコ。
そして2人の前に突如現れる謎の男・ヤスオ。
愉快な3人が、漫才やチンドンの歌と踊りを披露しながら
町々を行く珍道中で、不思議な明るさが漂う作品です。
冒頭のシーン、3人がどう登場するか、
舞台をどう使うかについて舞台模型を参考に話し合い中。
台本には、書かれた当時の流行りのネタ、面白いセリフ、
可笑しな掛け合いも盛り込まれていて、笑いを誘うシーンがたくさんあります。
そんな明るい台本のおかげか、稽古場ではしばしば笑いも起こり、
和やかな雰囲気で進んでいきます。
まずはテーブル稽古。座ってじっくり台本を読み合わせていきます。
(左前:ゲサク役の奥野、左奥:キョウコ役のたきい、右:ヤスオ役の春日井)
次は立ち稽古に。ゲサクとキョウコがヤスオに出会うシーンを練習中。
3人の旅が始まる重要なシーン。演出の宮城から細かい演技の指導が入ります。
愛知公演まであと約1ヶ月!
テンポを上げて進んでいきます!
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愛知県芸術劇場・SPAC共同企画
『寿歌(ほぎうた)』
演出:宮城聰、作:北村想
美術:カミイケタクヤ、照明:木藤歩
出演:SPAC/奥野晃士、春日井一平、たきいみき
【愛知公演】
2018年3月24日(土)14:00/18:00、25日(日)14:00、26日(月・祝)14:00/19:00
愛知県芸術劇場・小ホール
*愛知公演詳細はコチラ
【静岡公演】
日時:2018年4月28日(土)、30日(月・祝)各日18:15開演
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
*静岡公演詳細はコチラ
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