春の芸術祭終わりから、はじまった『令嬢ジュリー』の第一期稽古も終わりを迎えつつあります。
BOXシアターでの稽古は、今回の装置のかなめ[アクリル板]のかわりにプラスチックフィルムを用いて稽古が重ねられました。
稽古場には美術のローランさん(画面左手)、演出助手のブノワさん(画面左2番目)、通訳の石川さん(画面右手)、演出家のフレデリックさん(画面右手2番目)と俳優の皆さん、そして音響の青木さん(画面には映っていませんが、いらっしゃいました)。
舞台は夏至祭ということで、ビール瓶やプラスチックカップ、が小道具としてだんだんと持ち込まれ、お祭りの雰囲気が稽古場に醸されていきます。
照明機材、網戸、アクリル板、竹など毎日、だんだんと建て込まれていく装置。
そして舞台装置の実験が行われ、まるで生き物みたいに装置は様変わりしていきます。俳優3人はそんな生き物みたいな装置と懸命に対話しながら、作品に向き合います。
終盤にはアヴィニヨン演劇祭から帰ってきたばかりの宮城監督も駆けつけてくれました。演出家のフィスバックさん「アーティスティック・ディレクターが稽古を見に来てくれるなんて、フランスではまずない」ととても喜んでいらっしゃいました。
今日は美術ローランさんが帰国の途につきます。
なので、今日は照明さんや衣裳さんが大忙し、ローランさんは静岡を出るぎりぎりまで、ひっぱりダコです。先日、フィスバックさんとブノワさんが帰国されたときと同じ様相。
9月の稽古開始にはエキストラの出演者の皆さんも加わって、ますますにぎやかな現場になるはず。そのときまで、この装置は冬眠。。。『令嬢ジュリー』、10月の一般公演は必見です!