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2020年11月11日

妖怪ブログ2020#3「一般公演を前に『妖怪の国の与太郎』の魅力をどうしても語りたい」

掛川市での一般公演まで1週間を切りました。
是非とも多くの方に観ていただきたいこちらの作品。皆様にお披露目するにあたって、この作品の魅力を、SPACのスタッフというよりも、もはやこの作品のいちファン・鈴木達巳として紹介させてください!(以下舞台写真はすべて2019年 初演時より)
 
魅力その① ストーリー
とにかく明るくなれて、元気をもらえるお話です。
この作品は、主人公の与太郎が死後、妖怪の国で自分の魂探しの旅をするという物語ですが、与太郎は常に前向きに行動します。自分が死んだという事実にも必要以上に落ち込まず、暗くなることもありません。
 

 
妖怪に翻弄されつつも、それをどこか楽しみながら旅をする与太郎の姿を見ると、自然とワクワクしてきます。観終わった後も「明日いいことあるかな~?」という気持ちで帰ることが出来る、悲壮感とは無縁の作品です。
 

 
魅力その② 演出
夢見心地な気分へといざなうこの作品。見終わった後の高揚感が凄いです。
この作品の舞台は「妖怪の国」ですが、音楽、照明が全編を通して陽気で快活、そして心地良い。随所に仕掛けられた遊び心溢れる演出効果もあって、観劇中テンション上がりっぱなし!
 

 
カラフルな衣裳に身を包んだ様々なキャラクターは目にも楽しく、また肌感覚で作品を楽しめるので、難しいことは考えずに演劇体験が出来ます。
 

 
魅力その③ 俳優
この作品には沢山のキャラクターが出てきますが、どれも魅力的。最初から最後まで飽きさせないパフォーマンスで観客を楽しませてくれます。
 

 
この作品には約70体のキャラクターが登場しますが、実際に出演している俳優はたった9名!わずか9名で様々なキャラクターを演じ分けていることは、正直言われなければわからないかと思います。どの役も唯一無二で個性的、愛らしさ満点で、観終わった後にまた会いたくなります。
 

 
このように『妖怪の国の与太郎』はどの観点から見ても楽しく、観終わった後に元気の出る作品です。「家に居てもなんだか元気出ないな~」という方は是非ともご観劇いただき、“陽”の気分を持って帰っていただきたいです。
「手前味噌が過ぎるんじゃないの?」なんてとんでもない!これでも抑えて抑えての紹介です。この他にも魅力に事欠かない本作、是非とも劇場に足をお運びいただき、お楽しみください!
 

 
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秋→春のシーズン2020-2021 #1
『妖怪の国の与太郎』

一般公演
2020年11月14日(土) 会場:掛川市生涯学習センター
2020年12月19日(土)・20日(日) 会場:静岡市民文化会館

演出:ジャン・ランベール=ヴィルド、ロレンゾ・マラゲラ
台本・翻案・ドラマツルギー:ジャン・ランベール=ヴィルド、平野暁人、出演者ならびにワークショップ参加俳優一同
翻訳:平野暁人
音楽:ジャン=リュック・テルミナリアス、棚川寛子

出演:大内智美◇、大内米治◆、木内琴子、木皮成◇、貴島豪◆、小長谷勝彦◆、本多麻紀◇、三島景太、宮城嶋遥加、森山冬子◆、山崎皓司◇、吉植荘一郎、渡辺敬彦[50音順]

※一部ダブルキャストによる上演となります。
◇ … 11月7日までの出演(中高生鑑賞事業公演のみ)
◆ … 11月12日からの出演(中高生鑑賞事業公演および一般公演)

★詳細はこちら
https://spac.or.jp/au2020-sp2021/yokainokuni_2020
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