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日本平の山中にひっそり佇む稽古場棟では、県民参加体験創作劇場 『世界は踊る ~ちいさな経済のものがたり~』の稽古がすでに始まってます!
(10月23日(土)/24日(日)、野外劇場で上演)
この舞台は、フランス演劇界の俊英パスカル・ランベールによる演出で、経済哲学者やフランス人女優、そして約40名の静岡県に住む一般市民が参加するという、プロとアマチュアの異色のコラボレーションです。
作品自体は2010年1月にフランスで初演され、その地にすむ一般のフランス市民約50名が出演し、話題を呼びました。今回は日仏共同製作としてその日本版を埼玉・静岡・宮崎の3都市・3劇場で創り上げ、10月に上演します。
ここでは、静岡公演に参加する皆さんによる稽古日記を紹介していきます!
8月29日(日) 稽古2日目 by こながいくん
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こんにちは。小長井です。
今回は僭越ながら私が稽古の日記を書かせていただきます。
このお芝居では、私たちが〈無対象行動〉をしている時間が長そうな感じです。身体表現のシの字も知らない素人にとってはこれが結構難しく、これをしている時間も多そうなので、少し大変そうです。今日の稽古では前回に引き続いて、〈無対象行動〉の練習から入りましたが、「精神的につかれる~」という声が聞こえてきたのも理解できます。
今回の稽古では、〈物々交換〉など、原初の経済を表現しているらしい場面の練習をしました。読もう読もうと思いながらもまだ読んでいない、モース『贈与論』くらい読まないと、演じている私たちにも、何を表現しているお芝居なのか理解できないかもしれません。とにもかくにも、今日練習した流れだけでも、頭に叩き込んでおきたいと思います。
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静岡公演では、SPAC文芸部・大岡淳が共同演出を務めており、10月のパスカル・ランベール来日まで、この作品のエッセンスを参加者に熱く伝えます!
チケット前売開始は、9月12日(日)10時より。
電話予約はSPACチケットセンター(054-202-3399)へどうぞ!