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2010年10月4日

<世界は踊る稽古日記⑦・10/2~3>秋の空、野外劇場

初・野外劇場稽古♪
早いものでもう10月。
先週までは半そで万歳!だったのにすっかり長袖とお友達になりました。
稽古場である舞台芸術公園は日本平なのでさらに涼しい。
空気が澄んでいるせいか、青空が一層青く、空気もおいしい!
天気がいい時は、稽古場棟までの道で出会う緑と青のコラボがひとつの楽しみになっています。
【写真01or02】
さて、今回(10/2・3)は初・野外劇場稽古ということで寒さ対策にパーカーを持参しながらもわくわく稽古場棟まで向かいました。
まずは、永井さんのウォーミングアップで身体と脳をストレッチ(^^)
身体のストレッチよりも脳のストレッチの方が難しかった・・・
さあ、みなさんもご一緒に!
まず、片手ずつグー・チョキ・パーをやる。OKですね♪
続いて、両手一緒にグー・チョキ・パー。これも大丈夫。
次に、常にどちらかの手が常に勝つようにやる。わかってますよ、ひとつづつずらせばいいでしょ。ええ、ええ。脳から信号を送れ!・・・・かえって、動きが固まる(–;)
「みなさん、空いた時間に練習してくださいね」という笑顔の永井さんの一言がちょっとだけず~~んと心に響きました。いや、できますよ、絶対!
(※実際、土曜はあんまりできなかったけど、日曜はできた気がします。私の中でのコツはあまり脳を使わないことでしたww)
その後、演出大岡さんからのお話。
毎回、大岡さんの人生が少しずつ明らかになる!
今回のお芝居は経済の話だから、一見難しそうですが、それを大岡さんの人生や考えを交えて楽しく説明してくださいます。これって名物なんですか?
決していい話だけではなく、疑問点も投げかけながら、私たちがやっている動き、お芝居の意味を伝えてくださいます。
そして、いよいよ初・野外劇場での稽古。
稽古場棟からの裏道を通って(自然の中を抜けていくのがなんとも気持ちがよかった!)野外劇場へ。
わ~~~って思ったのもつかの間。舞台は落ち葉だらけ・・・掃除そうじ!
久しぶりにほうきを持って掃除をしたけれど、楽しい♪
小学生の頃、先生だけが持てた先の部分が平らなほうき(わかりにくいっ)を使って落ち葉を集める。落ち葉は自然のものだから、舞台奥の自然に返してあげる。(なんかエコですね^^)
黒い舞台から茶色の落ち葉がどんどんなくなっていく快感!夢中になってたかもしれません。
あっでもこれから毎回だって聞いたときは快感も薄れましたけど・・・(笑)
【写真03】
きれいになった舞台を遠くから見つめて、改めて、舞台と自然のコラボに感動する。
ここでやるんだ!お客さま呼ばないと!心が高ぶっていくのを感じた。
この客席をうめないとね!
【写真04】
土曜は、段取りのおさらいも兼ねて、最初から立ち位置や動きを確認しながら、
流していく。
流すといっても「手を抜かないで」と言われながら・・・
広い舞台だけれど、人が大勢でているから動いていると意外と狭い。
そう思うと、すごく見ごたえのある舞台になるんじゃないかとわくわくする。
特に山場のシーンはフランス版をビデオで見たときよりも、野外劇場で上から見たほうが絶対にすてきだと思う。(自分で見られないのが残念)
日曜日は、最初から本当の時間で動きをやっていく。
稽古場でやっていたときに比べて、みんなが生き生きしているように感じる。
野外は天井がないから、どこまでも上へ上へ空間が広げられるから伸び伸びやってるのかな?
ただ、後半は座っている人が多かったww
ちゃんと通したのはこれが初めてに近かったから、きっとみんな疲れたのだと思う。
これから本番までがんばろう!!
ひとつ心配なのはクライマックスともいえる詩のシーン。なぜかうまくいかない。
でも、毎回思うのだが、みんなの詩ひとりひとり本当にすばらしい!
同じことは本当にひとつもなくて、個性的。
フランス人のようにマイクを取り合う勢いで読んでいってほしい!(自分を含め)
そして、多くのお客さまにもぜひ聞いてほしい。
今回、最後まで通すことができたけれど、この野外劇場での一番の敵は「虫」。特に蚊。
土曜は顔に二箇所さされ、日曜は虫除けをしたにも関わらず、薬指や足などに何箇所も刺されていた。
そこで大岡さんから一言。「全部見えてますよ~~(笑)やっている途中に『あっ蚊が~』って思うかもしれませんが、そこで『かゆっ』って動くと目立ちますから」
【写真05】
そうですよね。
せっかくの美しい動きもそのひとかきで台無しになってしまう。
舞台が奥まであるけれど、全部見えてしまう野外劇場の怖さを感じました。
私たちと蚊との戦いはこれからも続きそうです。
【写真】
ここで終わりそうですが、追伸です。
土曜日に、少しだけコーラスのかたがたの稽古に参加しました。
発声練習がとても楽しく、普段自分がでない音域まで声がでたのに少し驚きました。
そして、普段DVDの音でしか聞いてなかった声を生で感じ、一緒に演技をすることでこの舞台がもっともっと大きなものになることを感じました。
コーラスの方々の声はすごく透き通っていて美しく、歌いながら動きをしている姿に早く一緒にやりたいなと思いました。
経済という難しそうな題材ではありますが、パフォーマンスとしてみるだけでも今までの演劇とは違った心の動きを感じることができると思います!

ぜひぜひ多くの方に見てもらいたいです

体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』の稽古風景、第6回。

体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』の稽古風景、第7回。

今日は、流れるような身体の使い方が、パーソナルスペースを鮮やかな色彩空間に変えてしまう、本多佐千子さんです。

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初・野外劇場稽古♪

早いものでもう10月。

先週までは半そで万歳!だったのにすっかり長袖とお友達になりました。

稽古場である舞台芸術公園は日本平なのでさらに涼しい。

空気が澄んでいるせいか、青空が一層青く、空気もおいしい!

天気がいい時は、稽古場棟までの道で出会う緑と青のコラボがひとつの楽しみになっています。

01

さて、今回(10/2・3)は初・野外劇場稽古ということで寒さ対策にパーカーを持参しながらもわくわく稽古場棟まで向かいました。

まずは、永井さんのウォーミングアップで身体と脳をストレッチ(^^)

身体のストレッチよりも脳のストレッチの方が難しかった・・・

さあ、みなさんもご一緒に!

まず、片手ずつグー・チョキ・パーをやる。OKですね♪

続いて、両手一緒にグー・チョキ・パー。これも大丈夫。

次に、常にどちらかの手が常に勝つようにやる。わかってますよ、ひとつづつずらせばいいでしょ。ええ、ええ。脳から信号を送れ!・・・・かえって、動きが固まる(–;)

「みなさん、空いた時間に練習してくださいね」という笑顔の永井さんの一言がちょっとだけず~~んと心に響きました。いや、できますよ、絶対!

(※実際、土曜はあんまりできなかったけど、日曜はできた気がします。私の中でのコツはあまり脳を使わないことでしたww)

その後、演出大岡さんからのお話。

毎回、大岡さんの人生が少しずつ明らかになる!

今回のお芝居は経済の話だから、一見難しそうですが、それを大岡さんの人生や考えを交えて楽しく説明してくださいます。これって名物なんですか?

決していい話だけではなく、疑問点も投げかけながら、私たちがやっている動き、お芝居の意味を伝えてくださいます。

そして、いよいよ初・野外劇場での稽古。

稽古場棟からの裏道を通って(自然の中を抜けていくのがなんとも気持ちがよかった!)野外劇場へ。

わ~~~って思ったのもつかの間。舞台は落ち葉だらけ・・・掃除そうじ!

久しぶりにほうきを持って掃除をしたけれど、楽しい♪

小学生の頃、先生だけが持てた先の部分が平らなほうき(わかりにくいっ)を使って落ち葉を集める。落ち葉は自然のものだから、舞台奥の自然に返してあげる。(なんかエコですね^^)

黒い舞台から茶色の落ち葉がどんどんなくなっていく快感!夢中になってたかもしれません。

あっでもこれから毎回だって聞いたときは快感も薄れましたけど・・・(笑)

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きれいになった舞台を遠くから見つめて、改めて、舞台と自然のコラボに感動する。

ここでやるんだ!お客さま呼ばないと!心が高ぶっていくのを感じた。

この客席をうめないとね!

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土曜は、段取りのおさらいも兼ねて、最初から立ち位置や動きを確認しながら、

流していく。

流すといっても「手を抜かないで」と言われながら・・・

広い舞台だけれど、人が大勢でているから動いていると意外と狭い。

そう思うと、すごく見ごたえのある舞台になるんじゃないかとわくわくする。

特に山場のシーンはフランス版をビデオで見たときよりも、野外劇場で上から見たほうが絶対にすてきだと思う。(自分で見られないのが残念)

日曜日は、最初から本当の時間で動きをやっていく。

稽古場でやっていたときに比べて、みんなが生き生きしているように感じる。

野外は天井がないから、どこまでも上へ上へ空間が広げられるから伸び伸びやってるのかな?

ただ、後半は座っている人が多かったww

ちゃんと通したのはこれが初めてに近かったから、きっとみんな疲れたのだと思う。

これから本番までがんばろう!!

ひとつ心配なのはクライマックスともいえる詩のシーン。なぜかうまくいかない。

でも、毎回思うのだが、みんなの詩ひとりひとり本当にすばらしい!

同じことは本当にひとつもなくて、個性的。

フランス人のようにマイクを取り合う勢いで読んでいってほしい!(自分を含め)

そして、多くのお客さまにもぜひ聞いてほしい。

今回、最後まで通すことができたけれど、この野外劇場での一番の敵は「虫」。特に蚊。

土曜は顔に二箇所さされ、日曜は虫除けをしたにも関わらず、薬指や足などに何箇所も刺されていた。

そこで大岡さんから一言。「全部見えてますよ~~(笑)やっている途中に『あっ蚊が~』って思うかもしれませんが、そこで『かゆっ』って動くと目立ちますから」

05

そうですよね。

せっかくの美しい動きもそのひとかきで台無しになってしまう。

舞台が奥まであるけれど、全部見えてしまう野外劇場の怖さを感じました。

私たちと蚊との戦いはこれからも続きそうです。

ここで終わりそうですが、追伸です。

土曜日に、少しだけコーラスのかたがたの稽古に参加しました。

発声練習がとても楽しく、普段自分がでない音域まで声がでたのに少し驚きました。

そして、普段DVDの音でしか聞いてなかった声を生で感じ、一緒に演技をすることでこの舞台がもっともっと大きなものになることを感じました。

コーラスの方々の声はすごく透き通っていて美しく、歌いながら動きをしている姿に早く一緒にやりたいなと思いました。

経済という難しそうな題材ではありますが、パフォーマンスとしてみるだけでも今までの演劇とは違った心の動きを感じることができると思います!

ぜひぜひ多くの方に見てもらいたいです♪

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体験創作劇場 『世界は踊る~ちいさな経済のものがたり~』

(10月23日(土)/24日(日)、野外劇場で上演)