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2007年10月9日

SPAC秋のシーズン「稽古見学会」

10月7日は、11月9日から12月2日にかけて行われる<SPAC秋のシーズン>のプログラム紹介を兼ねた稽古見学会が静岡芸術劇場で行われました。SPACの会の会員、シアターフレンズの皆様をはじめ、約150名の方にご参加いただきました。 [1]

[2]稽古見学では、SPACの俳優が日頃行っているスズキ・メソッドと<SPAC秋のシーズン>の目玉である宮城聰のSPAC初演出作品『巨匠』の一部分をご覧いただきました。「スズキ・メソッド」とは、SPAC初代芸術総監督・鈴木忠志によって考案された俳優のための訓練法で、重心や呼吸のコントロールを意識しながら下半身を中心に訓練を行ないます。SPACの訓練風景を初めて見る方も多く、その迫力や集中力の高さに驚きながらも見入っていました。

  

[3]劇場での稽古見学の後は、ホワイエで宮城聰によるプログラム紹介が行われました。モニターにイメージ写真等を写しながら、各演目ごとに解説をしていきました。

プログラム紹介終了後には「スズキ・メソッドに感動した」「演劇を身近に感じられた」「また稽古を見学したい」「ぜひ公演をみたい」などなど、様々な声をいただきました。

このようにシーズン前に芸術総監督がプログラムを紹介するというのは、日本ではまだまだ馴染みのないものですが、観客の皆様からこのように直接ご意見、ご感想をいただける機会は大変貴重です。SPACでは今後もこのような機会を設けていきたいと考えていますので、是非またご参加ください。

今日、途中までしか見ることができなかった『巨匠』も、このあとどうなるのか。「巨匠」を演じる蔦森皓祐の演技が、舞台設定となっているワルシャワ蜂起直前のナチス制圧下のポーランドという緊迫した空間を創り上げていきます。どうぞ、お楽しみに!

[1] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/autum/_O0J0034.jpg
[2] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/autum/_O0J0034.jpg
[3] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/autum/_O0J0167.jpg