ボゴタ演劇祭二回目参加の記(1)
SPAC文芸部 横山義志
3月19日(月)
宮城さん演出・イプセン作『ペール・ギュント』でふたたび南米コロンビアの首都ボゴタへ。2010年に静岡芸術劇場で初演された作品である。
ボゴタ・イベロアメリカ演劇祭のサイトによる『ペール・ギュント』の紹介
http://festivaldeteatro.com.co/2012/peer-gynt.html
『ペール・ギュント』SPAC初演時の紹介サイト
http://spac.or.jp/09_winter/peergynt.html
これまで『メデイア』でコロンビア(2010)とアメリカ(2011)に行ってきたが、こちらは宮城さんがSPACに来る前に作った作品だった。今回は宮城さんがSPACに来てから作った作品が初めて海外のフェスティバルに招聘されたわけで、なかなか感慨深い。
前回同様、総勢36人の大所帯。『メデイア』は二人一役だったが、『ペール・ギュント』は一人で何役もやっているのに、こんな人数になってしまう。上演時間も、今のSPACのレパートリーでは最長の二時間半。コロンビアでは5公演の予定で、一日2公演の日もあるという。主役の武石さんは二時間半のあいだ、走りまわってしゃべりっぱなし。大丈夫なんだろうか・・・。
午前8時、劇場集合。楽器や小道具を積み込んで、8時30分に出発。
成田空港まで4時間のバスの旅。13時30分にチェックイン、16時に離陸。
まずはヒューストンまで12時間のフライト。ボゴタは標高2600メートルなので、トランジットの間に高山病の薬を飲んでおく。ふたたび飛行機、コロンビアの首都ボゴタまで5時間。午後8時過ぎにボゴタ・エルドラド空港着。時差が14時間あるので、静岡を出てから、だいたい26時間くらいかかったことになる。長旅ではあるが、地球の裏側まで来たと思えば早いもの・・・。
コロンビアでは3月は秋で、雨期らしい。外に出ると、少し肌寒い。
午後10時半ホテル着。前回と同じ、懐かしのテケンダーマ・ホテル。
11時過ぎに解散。40時間の長い一日が終わる。